5月21日 神の救済計画

アグリッパ王の前で弁明する機会を得たパウロは、ダマスコ途上における体験を語ります。この体験については9章と22章にも記されていますが、今回の記事においては、イエス様の導きとイエス様から与えられた務めについて重点的に記されています。
パウロの回心について3度記されていることは、この体験がパウロにとってだけでなく、記しているルカにとっても重要事項であったことを物語っています。クリスチャンたちを迫害していたパウロがダマスコへと向かっていた時、太陽よりも明るい光(輝き)に照らされ、地面に倒され、天からの声を聞きます。パウロはそれがイエス様の声であり、自分が今までイエス様を迫害してきたことを知らされます。イエス様が彼にあらわれてくださったのは、パウロが、間違っていた自身の歩みについて認識するだけでなく、これからの神様のための働きについて知るためでした。
イエス様に出会ったパウロの務め、それはイエス様から示されたこと、そして今後示されることを人々に語ることでした。それによって人々の心の目が開かれ、まことの神様のもとに立ち返り、罪のゆるしと神様からの祝福をいただくことができるためでした。
今回は罪のある人間に対する神様の救いのご計画について考えましょう。

I. 罪人が敵対しているお方を知る:歩みの方向転換 →私たちは、本当のことを知る必要があります。特に自分が何者なのか、どこから来たのか、何のために生きているのかを知る事は重要です。聖書はまことの神様について語っています。まことの神様はこの世界を造り、私たちを造り、生きて働いておられるお方です。このお方を知ると、私たちの本当の姿を知ることができます。神様の聖い基準に自らが達していない(罪のある存在である)ことを知らされるのです。その事実を素直に受け入れ、神様の前にへりくだり、罪を悔い改め、救い主イエス様を信ずるなら、罪がゆるされ神様との敵対関係が解消します。

II. 罪人が生かされている(救われた)目的を知る:霊的歩みのスタート →まことの神様を知り、自分自身の姿を知り、イエス様を信ずることは、神様の救いのご計画のスタートに過ぎません。実はまことの神様を知ることは、救われた後も継続していくことです。聖書のみことばにより、神様を知れば知るほど、自分自身の罪深さを知ることになります。そして罪を悔い改め、神様に信頼し続けていくことにより、霊的な歩みが整えられ成長していきます。イエス様を信じた人は、救われた恵みを感謝し、神様を意識して生きる(活動する)者とされたことを喜びます。また、神様にお従いしたいという思い、お仕えしたいという願いが与えられます。みことばを読み学ぶことによって、何を神様がお喜びになり、どのような姿を神様は自分に求めておられるかを知ることができます。(そして従う時に私たちの中でそれが現実のものとなります) さらに神様から与えられたもの・能力・時間・機会・賜物などを神様のために用いていきたいという願いが与えられ、神様のために生活し働いていくときに、この地上の歩みにおいても神様からの祝福を味わうことができます。

まとめ:イエス様との出会いは、人の間違いを正し、まことの神様の御心を行わせる →イエス様との出会いは、人の人生を、永遠を変えます。イエス様と向き合い、聖書のみことばと真に向き合うとき、イエス様との出会いが実現し、その幸いを経験できます。あなたの罪のために、身代わりに死に、そして復活されたイエス様を個人的に信じ受け入れましょう。あなたがイエス様をすでに信じているのであれば、(罪がゆるされていていつ死んでも地獄へいくことがなく天の国へ行くことができ、永遠に生きることができる)救われた恵みを感謝するだけでなく、神様(のみことば)に従い、奉仕をし、神様に喜んでいただくことを自らの喜びとする祝福に満ちた歩みへと導いていただきましょう。

 

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