聖書の神は人を造られた④:罪の結果

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最初の人間であるアダムとエバが罪を犯さなかったとしたら、この世界はどんなに素晴らしかったことでしょう。このことについて聖書は沈黙していますから想像するのみです。
アダムとエバは神様に従わず、罪がこの世界に侵入しました。それが現実です。罪はとてつもなく大きな結果をもたらしました。今回は(人間を代表する)アダムとエバへの影響、そして彼らの環境に対する影響を学びます。

I. 神と人間との関係における影響
先ず、神様との関係において、その交流が断絶してしまいました。アダムとエバは、自分たちが神様の不興を買った(“ご機嫌を損ねた”)ことを意識しました。神様の命令に背いて、罪あるものとなった彼らは、神様の前における立場を失い、有罪宣告がなされたことを認識しました。そこで、彼らは神様との再度の交わりを求めるのではなく、逃げ隠れしようとしたのです。また、罪意識ゆえに平安が失われ、他者への責任転嫁をしました。なかなか罪の告白をしようとしない人間の罪深い傾向はこの時から出来上がっていたのです。(創世記3:8~13; Iテモテ2:14)

II. 人間の性質(性格)への影響
神様に造られた人間は、罪がないだけでなく、きよい存在でした。しかし、罪の結果、羞恥心や不潔感など、隠さなければならない何かを持つようになったのです。裸だった人間は、これ以後、そのまま神の前に出ることはできなくなりました。“そうすることは相応しくない”という感覚が、いちじくの葉で腰の覆いを作るという行動へと導かれたのです。罪のなかった状態(創世記2:25)は、罪悪感と恥にとってかわることになりました。そして善悪を判断するために良心に頼らなければならなくなったのです。また互いに自分をあらわすことを恥じるようになりました。
神様は、命令をやぶったら「必ず死ぬ」(創世記2:17)と言われましたが、先ずこれは霊的死を意味します。霊魂が神様から離されるということです。それは、人がもはや神様を喜ばせることができないばかりか、腐敗した性質を持つに至ったということです。
パウロがローマ5:12で言っている「罪」は罪の行為ではなく、性癖(傾向)のことです。アダムの一つの行為が、汚れへの変化を心の中に起こしたのです。そしてこの行為が、全人類を腐敗へと導く原理(法則)となったのです。

III. 人間の肉体への影響
創世記2:17で言われている「死」は、霊的死であるとともに、肉体の死を意味します。(創世記3:19; Iコリント15:22; ローマ5:12; 6:23)
また肉体の病いも罪の結果です。創世記2:17の最後のことばは“死につつ死んでいく”とも訳すことができます。人はあの瞬間から“死につつある”被造物となったのです。人間が通らなければならない、肉体的・精神的弱さ、そして衰退、これらの様々な苦しみの出発点はアダムの一つの罪です。

IV. 人間の環境への影響
アダムの罪の結果、自然界、動物界も悪い影響を受けることになったのです。(創世記3:17~19)中でも蛇は最ものろわれる生き物となりました。(創世記3:14)損なわれてしまった、人間以外の被造物も、今回復の時を待っています。
(ローマ8:19~22)

まとめ: 人間の罪は、神との関係、自分自身、そして他の被造物を破壊する
罪は恐ろしいものです。罪は神様との関係において霊的、肉体的、永遠的分離をもたらすものです。また罪は、自分自身の内面、外面のすべてを負の方向へと導いていきます。そのような人間同士がこの世界で罪を増殖させ、負の連鎖を生み出すのです。さらに罪は、この世界の環境を破壊し続けます。
人間は、何よりもまず、罪が問題であるとわからなければなりません。人間の問題・悲しみ・悩みの原因が罪にあることがわかる必要があるのです。それがわかってはじめて希望を持つことができ、真の解決・救いを経験するのです。
クリスチャンは、(程度はともかく)罪がわかるようになり、神様から与えられる救いがわかるようになりました。自ら罪の悪影響を受け、またその影響を周囲と分かち合う者でありましたが、立ち止まらされ、罪を教えられ、解決の方法をいただいたのです。罪の問題の解決(救い)のために、イエス様は死に、復活されました。クリスチャンは、神様と交流できる者と変えられ、(不完全ではあっても)良いものを人と分かち合う者へと新しくされました。やがてクリスチャンは(死んでも)復活させられ、そして栄光のからだをいただきます。同時に神様は、この世界をかつての美しい環境へと回復させてくださるのです。
(イザヤ35章; イザヤ11:6-9; 65:25; ホセア2:18)

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