聖書の神は救いを用意された⑪:イエス様の復活の重要性

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十字架で死なれたイエス様が復活されたことは、キリスト教の根本となる教えです。それゆえ、イエス様による救いをいただくために、イエス様を信じることの中にはイエス様の復活も含まれているのです。(ローマ10:9)
今回の箇所は使徒パウロがコリントの教会に書いた手紙の一部分ですが、コリントの教会には(クリスチャンと呼ばれる人の中にも)“死んだ人が復活することはない”と思っている人がいたようです。(12節)それは、“物質的なものは本質的に邪悪である”というギリシャ哲学の影響からか、復活の体という考え方を受け入れることができなかったのかもしれません。(使徒17:32)或いは、復活を信じないサドカイ人と呼ばれる人たちの影響を受けていた人がいたのかもしれません。いずれにしてもパウロは、“イエス様が復活されたから死者の復活があるのに、死者の復活を否定するとはどういうことか”と言っているのです。パウロは、13節と16節で、イエス様の復活とクリスチャンの復活が、共に立つか倒れるかであると言っています。もし、“復活があり得ない”なら、そこに例外はないはずですが、(イエス様において)一度起こったことであるならば、“あり得ない”ということにはならないはずです。
パウロは今回の箇所で逆説的に、“イエス様の復活がなければ”、どういうことになるかを語り、イエス様の復活の重要性を説きます。

I. イエス様の復活がなければ宣教は空しい(14節)
イエス様は、ご自分が死なれた後に復活すると仰いましたが、それが実現しなかったのであれば、イエス様が、①間違えたのか、②ウソをついたのか、のどちらかということになります。いずれにしても、イエス様は信頼に足るお方ではない、ということになります。イエス様の死は、他の人の死よりも価値あるもの、ということではなくなりますし、人の救いはあり得ないということになります。イエス様の復活がなければ、様々なかたちでなされている宣教/布教の働きは無意味なものとなります。

II. イエス様の復活がなければ信仰は空しい(14, 17節)
間違ったメッセージを信頼することはまったく無益です。クリスチャンが、イエス様を信じるがゆえにしている、聖書の学び、祈り、賛美、証し、奉仕などはまったく無益なものとなります。

III. イエス様の復活がなければクリスチャンは偽証人(15節)
クリスチャンが、神様が実際にはされなかったことを証言したことになってしまい、それは「神に逆らう証言」となります。

IV. イエス様の復活がなければ罪に支配されたまま(17節)
人の最大の問題である罪が赦されません。つまりイエス様によって救われることはないのです。イエス様の復活を否定することは、イエス様の救いのみわざの価値を否定することになるのです。

V. イエス様の復活がなければ死んだクリスチャンは滅びている(18節)
すでに死んでいったクリスチャンたちは、価値のないものに信仰を置いていたということになります。それは神様が与えるとされている幸福を失うという意味において破滅してしまっているということです。

VI. イエス様の復活がなければクリスチャンは最もかわいそう(19節)
イエス様を信じたクリスチャンが、復活も、救いも、永遠のいのちもないのに、その信仰ゆえに生きている間苦しむとしたら、世の中で一番あわれな存在です。

まとめ:イエス様が復活されたので、イエス様を信じる人も復活させられる
20節にとてもありがたい「しかし」があります。イエス様は本当によみがえられたのです。「死者の中から」という表現は、イエス様の復活、そしてイエス様を信じる人の復活が特別であることをあらわしています。復活されたイエス様は、のちに復活させられるクリスチャンの「初穂」となられました。かつてイスラエル人たちは、神様へのささげ物として、収穫の代表としての見本(初穂)を祭司のところへ持って来ました。それをするまで作物を全部収穫することができなかったのです。(レビ記23:10)イエス様の復活は、死んだ(そして死ぬことになる)クリスチャンの復活、〝収穫″の初穂であるということです。「初穂」は、何かがあとから続いてくることを示すことばです。その何かとは、イエス様を信じて従った人たち(残りの〝収穫″)のことです。 こういうわけで、イエス様の復活は私たちクリスチャンの復活を保障するのです。(IIコリント4:14)私たちは、イエス様がよみがえられたので、私たちもよみがえらせられると確信をもって告白することができるのです。

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