ご自分をあらわされる神様

※メッセージをお聴きになりたい方はこちら↓(音声のみです。再生中に、広告が入る場合があります。ご了承ください。投稿期間は約2カ月です。)

https://youtu.be/OnJT3V4elac

今はインターネット上で自分自身を発信することが簡単にできる時代です。自分の仕事や生活の様子、そして趣味や様々なことへの自分の考えなどを動画というかたちで投稿し、不特定多数の人々に見聞きしてもらうことが可能です。実は聖書の神様もご自分を発信されるお方であり、今までずっとしてこられました。それは人のように、“承認欲求”や利益を追求するといった理由ではなく私たち人間の究極の幸せのためです。今回は、“自己表現される神様”について学びたいと思います。(詩篇19篇)

神様は世界を通してご自分を示す(1-6節): 神様は継続的に被造物によってご自分のメッセージを送っておられます。しかし罪深い人間は頑なにこれを拒絶しているため、この方法のみによっては人が救われることは困難です。
この詩篇の筆者は、空間(天、大空)の広大さに、神様の栄光と知恵があらわされていると告白しています。神様は、この空間に太陽・月・星を配置しされましたが、その機能や規則正しさは神様の創造のみわざの偉大さを反映しています。被造物(自然)はことばを発することはありませんが、神様からのメッセージは至る所に広がっており、受け取ろう(聴こう)とする者に伝えられているのです。
地球の生命は太陽の規則正しさに依存しています。太陽も神様の栄光・ちから・知恵を示しています。天も太陽も神としてあがめる存在ではありません。神様が創造主であられ、すべての被造物の統治者であられるのです。

神様はみことばを通してご自分を示す(7-14節): 神様のみことばは、自然を通してよりも明らかに神様を表現しています。
みことばの性質:みことばのすべては読む者にとって益のあるものです。みことばは人に本当の意味における回復と癒しを与え、歩みにおける確かな原則を与えます。みことばは知恵の源です。みことばは、心からの喜びと真の平安を提供します。神様はみことばを与え、みことばを受け取る者に光を与えます。人はみことばにより神様を畏れ敬うことを学び、神様がお求めになっておられる聖さへと進むように促されます。神様のみことばには、神様の忠実さ、そして正しさが示されています。
みことばの評価:神様のみことばに従う者への効果(祝福)には偉大な価値があります。みことばは、誠実、忠実、直ぐであること、聖さ、義における成長をもたらします。神様の教えは、人をあらゆる落とし穴から護り、狭い道を進ませます。人を敬虔へと導き、また神様からの喜び、知恵、満足を経験させます。
みことばの適用:この詩篇の筆者は神様とみことばとの関係において、思案し熟考しています。特に人の罪深さと限界を思案し熟考しているのです。
神様は完全なお方であられ、自然(被造物)とみことばは神様の栄光・力・知恵を示していますが、一方で人は(この広大な空間にあって)取るに足りない存在です。そのような中で、神様のみことばは(完璧さと共に)人を貫き、試すのです。それゆえ敬虔な者(正しく神様に応答する者)は、自身が認識していない(かもしれない)罪ゆえに恐れをもって神様の御前に立つのです。これは不注意による罪(を犯したかもしれないこと)への入念な対応です。このようにするのは、自分が神様の前に責められるところがなく、神様に喜ばれる者となることを目指しているためです。それが赦しを乞い求め、謙虚さと悔いる心を表明している理由です。
成熟したクリスチャンは、神様の恵みにより自身の罪を取り扱い、否認しない態度を示します。一方邪悪な者は傲慢さの中で罪を犯し、過ちを犯したことの認識さえありません。
筆者は、信仰生活における“ささげもの”について神様の恵みを求めています。神様は自然(被造物)の言語により、その素晴らしさを表現し、実際の言語(書物)により、みことばを示されました。筆者は、神様によって救われた被造物として、口にしたことば(或いはしなかったことば)が、自分の岩であり贖い主であられる神様に受け入れられることを祈っているのです。

まとめ:ご自分をあらわしてくださった神様に栄光あれ
神様がご自分をあらわすことを選んでくださったことにより、人は(どうしても必要な)救いを手にすることができました。神様はご自分が造られた自然界を通してご自分の存在を明らかにされ、みことばを通して、より明確にいのちをもたらすメッセージをくださいました。新約の時代を生きる者たちには“ことばなるお方”であるイエス様によって、さらに明確に神が表現されました。(ヨハネ1:14,18)イエス様によって、救いの道は罪人に対して明らかに示されたのです。神様がご自分をあらわされるのは、私たちの幸せのためです。私たちを、闇から光へ、死からいのちへ、絶望から希望へ移すためです。イエス様を信じて、神様があなたに意図された救いのみわざを行っていただきましょう。あなたが救われているのであれば、生活の中でもっと神様の存在とそのお働きを認識しつつ歩みましょう。聖書のみことばにより、より深く救い主を知り、信仰生活をより豊かな味わい深いものとしていただきましょう。

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