どう祈るか

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祈りはクリスチャン生活において重要な位置を占めます。様々なことに時間が奪われる日常生活において、祈るための努力がクリスチャンには求められています。今回は神様がお喜びになりお応えになる祈りをするために必要な環境・動機・条件について学びましょう。

祈りの場所:
集中することが可能な環境で-祈りに集中するためには一人になることができる環境が必要です。(マタイ6:6; ダニエル6:10)神様の御前に出るという意識の中で“自分を隔離する”必要があるでしょう。“どこで祈るか”より大事なことは“なぜ祈るか”です。イエス様は祈りに集中することができる環境をご自分からお求めになられました。(マルコ1:35; マタイ14:23)
他のクリスチャンと(集会で)-初代教会のクリスチャンたちは頻繁に他のクリスチャンたちと集まって祈っていました。
(マタイ18:19; 使徒1:14; 12:5; 20:36)
一般の人の前で-パウロはクリスチャンではない人々の前でもはばかることなく天の神様に祈りをささげました。(使徒16:25; 27:35)

祈りが重要であると考えるのであれば、実行するための場所・環境を探すはずです。(Iテモテ2:8)

祈りの作法:イエス様は、祈りにおける単なる繰り返しや、考えの伴わない(表面的な)ことばの問題を指摘されました。(マタイ6:7-8)また公の集いにおいては秩序ある祈りの方法が求められていると言えます。(聖霊降臨の際に集まっていた人々は「座って」いました 使徒2:1-2)

祈りの心:
イエス様は、ご自分にとどまっていることが、祈りが答えられる条件であると教えられました。(ヨハネ15:7)イエス様により近づくのであれば、イエス様の心(御思い)を求めるようになるでしょう。みことばによってイエス様を知るなら、神様の御心をより知る(理解する)でしょう。イエス様の御心にかなう歩みをするなら、祈りが答えられる確信が深くされるでしょう。

*イエス様にとどまっている人は罪の告白をします。
(詩篇66:18; イザヤ59:1-2; 箴言28:9; 15:7)
*イエス様にとどまっている人は自己中心的な祈りをしません。(ヤコブ4:2-3)神様に対する祈りも願いも神様の栄光のためにします。
*イエス様にとどまっている人は御心にかなう祈りをします。(Iヨハネ5:14)神様がなさろうとしておられることに沿った祈りをします。祈りが聞かれるかどうかは、従うかどうか、そして罪から離れるかどうか次第です。健全なクリスチャンは、みことば(御心)を知っており、それを実践するため、自分の欲求を通そうとはせず、神様がお求めになることを求めます。神様は(必ずしも願った通りに、というわけではないですが)そのような祈りを聞かれます。
*イエス様にとどまっている人はゆるしの心をもって祈ります。(マタイ6:12; マルコ11:25)ゆるしの心は祈りの生活の祝福につながっています。自分がゆるさない心を持っているのであれば、豊かにゆるされたイエス様に祈りの答え(交わり)を期待することはできません。
*イエス様にとどまっている人は主の名によって祈ります。
(ヨハネ14:13; 15:16; 16:23)
*イエス様にとどまっている人は御霊によって祈ります。
(エペソ6:18; ユダ20)
*イエス様にとどまっている人は信仰によって祈ります。(ヤコブ1:6; マタイ21:22)神様に対する祈りは、“とりあえずかける保険”ではありません。条件を満たした上での信仰による祈りは聞かれるのです。
*イエス様にとどまっている人は熱心さと忍耐をもって祈ります。(ルカ18:7; コロサイ4:2)やもめの熱心さと忍耐(しつこさ)に不正な裁判官が対応したのであれば、慈しみ深い神様はこのような祈りを放置されるはずがないのです。

まとめ:クリスチャンの信仰は祈りの生活にあらわれる
祈るための環境を整えるために積極的に動きましょう。クリスチャンは(集会で/個人的に)共に祈ることで神様に心を向けることができます。(生産性のない会話、噂話、批判よりずっと有益です。)クリスチャンではない人々の前での祈りは目に見えない神様の存在の証しとなります。祈っているかどうか、またどう祈っているかは、自分自身の信仰を反映します。神様に頼るなら、期待するなら、依存するなら、祈るでしょう。神様とみことばに従順なら、祈りの答えを期待できるでしょう。イエス様にとどまるとは、イエス様に祈り、語りかけられる近い親密な関係を保っている状態です。イエス様と密な連絡を取りながらの歩みは健全で聖い歩みとなるに違いありません。

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