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教会は神様の御心が行われることを最も期待できる集団と言えます。人間の集まりであるということにおいては、世の中のあらゆる集団と変わりがなく、不備なことも多々あるわけですが、それでも、神様がこの新約の時代において(地方)教会を通して働かれ、みわざをなされるという計画に変わりはないことを覚えたいと思います。今回はイエス・キリスト様が御心とされる教会建設について学びましょう。
*キリスト様の教会建設:その前提(7~10節):(聖霊なる)神様は、御心にしたがって、教会に加えられたクリスチャン一人ひとりに違った賜物を授けておられます。この箇所では、死んでよみがえられたイエス様が、昇天され、すべての預言と贖いのみわざを果たされたことで、教会の支配権と賜物を与える権限を得られたことが説明されています。イエス様は神様としての御臨在、力、主権、祝福で世界を満たされるお方です。
*キリスト様の教会建設:その手段(11~12節):イエス様は御霊の賜物の割り当てを執行されます。教会に加えられたクリスチャンに賜物を与え、賜物が与えられたクリスチャンを教会に加えてくださいます。この箇所でリーダー的な立場に立つ賜物についてリストされています。伝道者、牧師、教師の賜物は現在の教会にも与えられています。それは、神様のみことばによってクリスチャンたちを罪から従順へと導くためです。クリスチャンたちが整えられ、霊的奉仕に携わり、(キリスト様がかしらで、クリスチャンたちがからだである)教会を建て上げ、育み、発展させていくためです。神様が(見えるところにおいては)教会建設を人に委ねておられることは驚くべきことです。
*キリスト様の教会建設:そのゴール(13節):三つのことが達成されるまで教会建設は続けられていきます。
①信仰と神の御子に対する知識の一致:ここでの「信仰」とは、聖書の教えのことです。クリスチャンによる一致と調和は、それが健全な教えを土台としている時にのみ可能となります。「知識」とは、祈り・忠実なみことばの学び・命令への従順をとおしてクリスチャンが持つにいたる深い知識のことです。
②成熟した人となること
③キリストの豊かさの身丈の基準(キリスト様の完全さを基準とした霊的成熟):神様は、クリスチャンが、霊的成熟さと完全さの基準であられる御子のご性質を表現すること(それに似た者となること)を望んでおられます。
*キリスト様の教会建設:その成長(14~15節):教会が正しく機能するためには、間違った教えに惑わされることのないよう洞察力を学ぶ必要があります。クリスチャンは神様の御心に完全に従い、生活のすべての領域において、神様のご支配の御力に委ねるべきです。(そのことを学ぶことにおいて、愛による育みが重要です)
*キリスト様の教会建設:その原動力(16節):教会全体、そして各信者のための計画達成のみわざはキリスト様によってなされます。キリスト様が、成熟し、整えられたクリスチャンを生み出すのです。(コロサイ2:19)敬虔で聖書的な教会の成長の秘訣は、からだ(である教会)のすべてのメンバーが賜物を十分に用い、聖霊なる神様の導きに従い、他のクリスチャンと協力することです。メンバーが互いに霊的に触れ合うことによって(お互いに祝福となることによって)、神様の超自然のみわざが行われるのです。教会は、愛において建て上げるところへとからだを成長させ、かしらであられるイエス様に栄光を帰すのです。
まとめ: キリスト様の教会は発展し続ける
キリスト様抜きで聖書的な教会は成り立ちません。(今回の箇所では繰り返し「キリスト」が登場することを確認しましょう)キリスト様の教会と、成長・前進は切り離すことができません。(今回の箇所に登場する「建て上げる」、「成熟」、「成長」などの表現に注意しましょう)教会の兄姉(メンバー)一人ひとりは教会の部分として重要な存在です。そして主にあって、お互いにつながっていることも重要です。一人ひとりに神様から与えられているもの(賜物)が、キリスト様のからだである教会をとおして用いられてこそ(神様の前においては)意味があるのです。