喜報から礼拝へ

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残り2週間となった今年も様々な暗いニュースが後を絶ちませんでした。災害・事件・事故・戦争。そのような中でも、クリスチャンは心からイエス様のご降誕をお祝いできることを感謝します。イエス様のご降誕、それは神様からの良い知らせの具体化です。約2000年前、御使いが野原にいた羊飼いたちに伝えたことは、まさに喜びの知らせです。(ルカ2:10)今回はこの喜びの知らせを受けた者は、神様を拝む者となることについて学びたいと思います。

喜びの知らせ
神様からの(天の御使いによって伝えられた)喜びの知らせの規模は大きなものであり、すべての人々に与えられるものであり、救い主が生まれたという内容でした。

喜びの知らせを受けた人々はどのように反応したでしょうか。羊飼いたちは、すぐ救い主を探しに行きました。そして御使いからの知らせについて証言し、神様を賛美しながら帰っていきました。シメオンは、“救い主を見るまでは死なない”との神様の約束どおりイエス様に対面して、神様をほめたたえました。不思議な星によって「ユダヤ人の王」の誕生を知らされた東の博士たちは、高価な贈り物を携え、礼拝のために遠路はるばるやってきました。

喜びの知らせを受けた人々の反応の共通点
知らせを受けた彼らはすぐに動き、礼拝しました。羊飼いたちは野原に羊を残し、そのままの身なりで駆け付けたことでしょう。シメオンは神様(御霊)に導かれて宮に入りました。東の博士たちは、旅の準備し、長旅を耐え、居場所を捜索し、贈り物をささげました。

喜びの知らせを受けた者たちは礼拝者に変えられる
なぜ彼らはイエス様の誕生を喜びの知らせとして受け取ったのでしょう。それは、人の心の奥底にある必要が満たされることを確信したからです。人がどのようにしても埋めることができない大きく深い穴が埋められることを確信したからです。このことにより絶望・失望が希望に、そして恐れ・不安が平安に、無気力が情熱的な姿勢に変えられたのです。罪の問題の唯一の解決(救い主)が今まさに到来したのです。神様との関係正常化は信じることによって可能となったのです。

ですから、これは「大きな喜び」です。そしてその喜びは、神様への礼拝の人生(ささげる生き方)へと人を導いていくのです。この喜びを受け取った人は、個人的な唯一の救い主への畏敬と感謝の心を持つのです。そしてそれはその人の生き方にあらわれてきます。自分のできる限りのささげる行為にあらわれてくるのです。

礼拝とは、ある特定の場所・時間に限定されるものではありません。それは喜びのメッセージ(福音)を信じ受け入れた者の変えられた日々の歩みの中でなされるものなのです。礼拝の原点を再認識しましょう。それは究極の喜びを得た者の自然な行動です。罪のゆるし・永遠のいのちを得た者は救い主イエス様の前にひれ伏すのです。“神々”を退けて、まことの神様のみを拝み始めるのです。そしてその人の歩みには、まことの神様へのささげる態度・行動があらわれ始めるのです。礼拝は自発的なものであり、ささげることは究極の喜びを経験した者が喜んでするものです。

まとめ:究極の喜びを知った信仰者はまことの神の礼拝者であり続ける
今年あなたは何を喜び、何を悲しんだでしょうか。悲しい出来事の発生を私たちはコントロールできませんが、神様からの素晴らしい知らせを喜ぶことを選ぶことはできます。神様の偉大なみわざを黙想することはできます。神の御子イエス様の誕生、救い主の到来。この喜びの知らせは(あなたがクリスチャンであるならば)あなたを変えたはずです。その効力はなお有効でしょうか。神様へのあなたの礼拝の心は燃やされ続けているでしょうか。神様が届けてくださった究極の喜びの知らせは、あなたの信仰の歩みに、姿勢に、教会生活に反映されているでしょうか。あなたが信仰者として元気を失っているとしたら、何に、誰に責任があるのでしょうか。究極の喜びの原点に戻りましょう。人の罪、そして罪がもたらすあらゆる負のものを超越して永遠の喜びを可能としてくださった神様のみわざをゆっくりかみしめましょう。

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