恵みの回顧

主イエス・キリスト様の御名を讃美いたします!
今日は6月の第3日曜日。5月の母の日より印象が薄いイメージがありますが、年に一度感謝の言葉を伝える日として大切な日だと思います。実際は照れくささもあって、なかなか言葉に表すことが難しいですが、ささやかなプレゼントを贈って感謝を伝えました。
私の父のことを少しお話しすると、幼い頃から「怖い」「厳しい」存在で、甘えたという記憶がほとんどありません。クリスチャンとして、それも第一世のクリスチャンのお父さんとして、そして牧師という立場で、様々なプレッシャーのなか、厳しくせざるを得なかったのだと、成長してはじめて理解できます。私は兄弟の中でも父とぶつかることが多かったように思います。でもそんな厳しい父だったからこそ、私は今も信仰の道から大きく外れることなく、護られているのではないかと思います。これは神様の憐れみによることと覚え、感謝しなければ・・・という思いです。ここ最近の父は、特に母が天に召されてから、ずいぶんと周りに気を遣っているように思います。もっと甘えたり、頼ったりしてくれても良いのに・・・と思うのですが。妻を亡くしたあとの寂しさの中にも、主のお取り扱いを認め、受け入れ、すべてを委ねて日々を過ごしている姿に頭が下がる思いです。心の奥底の思いは分かりませんが、きっと天への思いは強くなっていることと思います。主が共にいて、御心のときまで穏やかに過ごして欲しいな、と願っています。(この記事を目にすることは、きっとないと思いますが・・・)

私たちクリスチャンには「天のお父さま」がいてくださいます。その父なる神様が”全知”であられることを学びました。神様は私がどんな罪深い人間であるか(私の知らない部分すべてを含め)、ご存知のうえで、私を愛し、救いの道を用意し、受け入れ、祝福してくださっていることを教えられ、言葉にならない思いになりました。人の世界では「知らない方が良いこともある」と言いますが、それは罪の問題があるからであり、それがなければすべてが明らかになってもよい訳です。神様は人が知ることができない、または知りたくない、すべてのことをご存知のうえで、しかも神様に対して逆らう心があることをご存知のうえで、なお私たちを愛し、憐れみ、救われるために必要なすべてを準備して、招いてくださいました。私の醜い部分を知ったうえで関わりを持ってくれる人は、きっといないでしょう。神様の憐れみによってそれらは覆っていてくださっていますから、平気な顔をして過ごしていられるのです。でも神様はすべてをご存知のうえで私を愛して祝福をくださっています。その全知の神様の前にひれ伏し、謙遜さを持ってお仕えして行くように、と教えられ、そのようにさせていただきたいと思いました。

今週もどんな日々が与えられるか分かりません。でも、今日学んだように、すべてを知っておられる主に委ねて進むことができることは感謝です。兄弟姉妹の歩みが、祝福で満たされますように。

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