(ホームスクーリングで義務教育を終えた娘にとって「修学旅行」としての意味もあるアメリカ旅行へ。神様の御心と信じて備え、いよいよ当日を迎える。岐阜から品川を経由して羽田空港へ。荷物を預けて搭乗前に買い物をするところから回顧を再開する。)
渡米前にあれこれとそれなりに時間をかけて考えたことの一つ、それは携帯をどうするか。「海外SIMカード」なるものが今は存在するらしく、それを入れ替えるなら、それなりに安価で(また安心して)アチラでも携帯が使えるらしい。(写真↓)これについてもネットで携帯を(いやというほど)観た。(今はネットでなんでも教えてくれる)ただ、「初めて」がとても苦手、そして「石橋を叩いて渡らない派」の私は、「購入したところでちゃんと使えるのだろうか」と不安になり始めていた。空港や教会はネット環境があると聞いていた。それなら、SIMカードがなくてもいいのでは、とも思っていた。問題は宿泊場所。当初は訪問させていただく教会の方がホストとなってくださって、私たちを(素泊まりで)泊めていただけることになっていた。今時普通の家庭にはネット環境が存在するはず。ならば、SIMカードの購入は不要では、となっていたのだが。渡米直前になって、宿泊先は、教会が(買い取り)所有しているモーテルに泊めていただけることが判明。(教会がモーテルをもってるってすごいな。※おやじギャグではありません。)それは気を使わなくてもよいので非常にありがたい。しかし、WiFiはないらしい。となると送迎等をしていただくご夫妻(以下O夫妻)とも連絡が取れた方が良いので、やっぱりSIMカードは必要。ということで空港で出国前に調達しなければと思っていた。ようやく体調が回復してきた娘を連れて、空港にある名の知れた家電量販店へ。アメリカで使える4G/LTEプリペイドSIMカード、「8G 30days」でアメリカ国内50時間の無料通話付きのものを3000円ほどで購入。(これを買っておいてホントに良かったと後でつくづく思うことになる)もちろん滞在は8日間なのだが、これ以外には使えそうなSIMカードはなかった。「どのタイミングでカードを入れ替えるのか」を店員に尋ねたら、アチラについてからのほうがいいとのこと。さあ、もう一つの買い物。それはドル紙幣の調達。それなりに現金はもっていたのだが、こまかいのがないので、50ドル分を(当時152.76円/1ドルにて)購入(両替)。今は円安なので出来る限りカードは使わないほうがいいと思っていた。(そして実際一度も使わなかった)さて、娘の体調も回復傾向にあるようでほっとしつつ、いよいよ保安検査場を通ることになる。それなりに長い列ができていた。(列の前のカップル/夫婦の仲がいいこと)最近はむやみにペットボトルとか(100ml以上の)液体物を機内に持ち込むことができなくなったようで、検査場を通る前に廃棄するためのゴミ箱がならんでいる。(検査場を通って制限エリア内で買ったものについては大丈夫のようだが)身体検査の際は上着やベスト(ダウン)は脱がされる。靴もくるぶしまであるものは脱がされる。(アメリカでは毎回どんな靴でも脱がされることになるが)検査の係員は怖い顔をして「それを脱げ」「あれを外せ」と無言で指図してくる。調べられるのは毎回いい気持ちはしない。でも彼らは任された仕事を忠実にこなしているに過ぎない。そうそう、私を個人的に嫌っているわけでも、攻撃しているわけでもない。だから個人的に受け取ってはいけない、と思いつつ検査場を通過。この際上着やベストを取り忘れてあわてて戻った。(これをアメリカでもやってしまった)靴といえば、この時彼は、二度と日本の土を踏むことができないことを未だ知らない。おそらく、これを読んでくださっている皆さんは、「いいかげん日本を発ったら」と思っておられると思う。次回はきっと出国となるでしょう。というか保安検査場を通過したら事実上「出国」ということになるのでは、と思いますが。(その③に続く)