私は聖書の神を信じる⑦:聖なる神

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“きよい”とはどういうことなのでしょうか。このことばが神様に当てはめられるとき、それは“きれいである、清潔である”ということ以上のものであるはずです。神の聖さは、神様がきよくないものや邪悪なものから分離しておられるお方であるだけでなく、(積極的に)きよく、正しく、すべてのものからは区別されていることを意味します。神様の聖さは、そのすべてにおいてです。ご存在においても、ご性質においても、またご意志においてもです。神様の聖さを語る時、それは神様の完全さを語ることになります。

I. 神は聖を宣言される
レビ記の11章では、食用となる生き物についての規定が与えられています。その中で神様はご自分の聖を宣言しておられます。(11:44-45)この章で神様が教えておられることは、イスラエルの民が異教の(偶像礼拝をする)民とは分離して生活をすることです。言い換えれば神様が教えてくださる方法で生きるように(彼らとは違った生き方をするように)と教えておられるのです。食べ物やその他の規定(命令)は、心における罪からの分離の物理的なたとえです。これらの分離の理由は、神様が聖であられることにあります。
レビ記19:2においても神様がご自分の聖について宣言しておられます。神様の民(信者)のきよい歩みの理由となる神の聖は、レビ記の中心的なテーマとなっています。イスラエルの人々は聖い国家として神様に召され、完全に聖いご性質の神様をお手本とするように教えられたのです。(レビ20:7,26)

II. 神は聖と認められる
聖書の中の多くの場面で神様の聖は認識されています。(詩篇99:3,5,9) 詩篇の筆者は、神様からの応答がすぐには与えられない中にあっても、聖い神様に目を向けることをやめませんでした。(詩篇22:3) 今まで幾度も恵みをもって顧みてくださった聖なるお方を認め続けたのです。詩篇の筆者は神様のお名前が聖であることを告白し、(サムエルの母)ハンナもこのお方が唯一の聖なる存在であることを認めています。(詩篇111:9; Iサムエル2:2)私たちはこのお方の前にひれ伏し、このお方をあがめるべきなのです。
イザヤ6:3の「聖なる」の3度の繰り返しは、神様が被造物から分離しておられ、独立しておられることを強調しています。ハバククも神様の聖を告白し、このお方に対する信仰と信頼を表現しています。(1:12) 神様が永遠のご存在であられ、主権をもっておられるとともに、聖くあられることを思い返し、イスラエル(ユダ)が(バビロンを通して)神様からの叱責を受けるのであって滅ぼされるのではないことを確信しています。
神様の聖は、光としてあらわされます。(Iヨハネ1:5) 光はみことばの真実であるとともに、神の聖さです。神様は絶対的に完全であり、そのご人格の中に神様の真実や聖さに負の影響を与えるものは何一つないのです。

まとめ: 聖なるお方は聖徒の賛美を受けるに相応しいお方
神様の聖さには、非が全く存在しないことと、無限の美(栄光)が含まれます。このお方に賛美をささげましょう。このお方のみわざに驚き、感謝をささげましょう。聖い神様が罪のある人間と接点をもってくださったとは何ということでしょう。私たちはまだまだ自身の罪深さを理解できないものです。また神様の聖さを理解できないものです。自身の罪深さを理解し始める時、聖い神様の慈愛を、そして救いのみわざの偉大さを理解し始めるでしょう。私たちが神様に受け入れられたのは、聖なる御子イエス様の、罪のないお方の、聖い血が流されたことによります。これは完全に聖いお方が傷つけられたということなのです。私たちの墨よりも黒い、罪のけがれを、イエス様は死をもって洗いきよめてくださいました。それゆえ、私たちは聖なるお方の前に立つことがゆるされているのです。賛美、感謝以外に何を神様におささげできるでしょうか。

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