私は聖書の神を信じる⑰:三位一体なる神④

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私たちは、“聖書を信じる”、“聖書の神様を信じる”、“聖書の神様は三位一体であることを信じる”という順に学んできており、現在は、三位一体の一つの位格である御子が神であられることについて学んでいます。御子イエス様には数多くの称号がありますが、その中には明らかにイエス様が神であられることを示すものがあります。隠喩は、比喩の一つで「~のような」にあたる語を用いないたとえですが、今回はイエス様の超自然的性格を示す隠喩をいくつか取り上げ、イエス様の神性という観点から学びたいと思います。

I. イエス様は「パン」であられる(ヨハネ6:41~51)
イスラエルの人々はかつて荒野でマナを食べました。マナは神様が与えてくださる「天からのパン」でした。(v.31) しかしこれは「天からのまことのパン」ではありませんでした。(v.32) 天からのまことのパンは「世にいのちを与えるもの」と言われています。(v.33) イエス様こそ、天からのまことの「いのちのパン」です。(vv.35,48) 天からのお方は永遠のご存在で、人の霊的必要を満たすことがおできになります。「いのちのパン」を信じ受け入れる者は、決して飢えること渇くことがなく生かされるのです。やがて肉体の死を経験した後に天で永遠に生かされるのです。(vv.47,51) またこの地上での歩みの中で、霊的にイエス様のために生かされるのです。

II. イエス様は「門」であられる(ヨハネ10:7、9~10)
「門」としてあらわされているイエス様は、人がまことの幸福を得るために通るべきチェックポイントであられます。イエス様を無視してはその先へ行くことはできません。通常位置が固定されている「門」は、イエス様の最高の権限を示すものです。イエス様のところへ来る以外の手段によっては入ることはゆるされません。この「門」は救いのための門です。イエス様を「通って入る」とは、イエス様を唯一の救いの門と認めて信じることです。それは、罪のゆるしと永遠のいのちの約束をいただくということです。門の先(中)にある祝福を経験できるということです。新しい人生をイエス様にあってスタートできるということです。この「門」は、豊かないのちのための門です。永遠のいのちがもたらす豊かさとともに、地上で神様のために生きる人生の豊かさがそこにはあります。

III. イエス様は「道、真理、いのち」であられる(ヨハネ14:6)
イエス様は「道」そのものであられます。イエス様は、人が通るべき(数多くある中の)一つの道なのではなく、唯一の道であられます。この道が示される時に、人の進むべき方向性が明らかになり、常に軌道修正が可能となります。またイエス様は、歩むための完全なちからを提供する「真理」そのものであられます。“何が真実であるか”ということへの確信は、進むためのちからとなります。さらに、イエス様は永遠の歩みにおける祝福の豊かさ(いのち)そのものであられます。生きる(存在)目的についての確信は、その歩みを意義あるものとします。

IV. イエス様は「ぶどうの木」であられる(ヨハネ15:1、5)
クリスチャンは「枝」として、「ぶどうの木」であられるお方とつながっています。クリスチャンが積極的に「ぶどうの木」であられるお方にとどまることを選ぶならば、実を結ぶのです。イエス様にとどまるとは、イエス様を信じ、主と認め、みことばに従うこと、そしてイエス様のからだである教会(クリスチャンの共同体)と愛によってつながりをもつことです。その継続により、クリスチャンは良いものを産み出すのです。信仰生活において、神であられるイエス様のご性質を反映させ、神様が意図される(御心とされる)姿へと成長していくのです。それにより「枝」としてつながっている「ぶどうの木」の実が結び、イエス様がほめたたえられるのです。

まとめ: まことの神であられるイエス様は、あなたを救い、真に生かし、豊かな歩みを実現させてくださる
イエス様を信じて救われたクリスチャンは、天からのまことのパンをいただき、豊かないのちの門をくぐり、唯一の正しい道、確かな真実、そして生きる上での祝福の豊かさを与えられています。そして、クリスチャンはイエス様にあるいのちの豊かさを実というかたちであらわします。そのことによって、クリスチャンはイエス様をお喜ばせし、栄光を帰すのです。神の御子であられるお方が肉体を取られたことにより、救い主になられたことにより、罪人の人生、そして永遠がとてつもなく大きく変えられたのです。そしてその変化を日々あらわすことができる者とされているのです。

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