『ふたりはひとりよりもまさっている。
ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。』
(伝道者の書4:9)
5月19日、少し肌寒い空気に包まれた朝でしたが、今月も「ひつじのひろば」が開催されました。今月は、計4組の親子(子ども7名、大人2名、スタッフ4名)の参加が与えられました。その中には先月出産したばかりのSママが生まれたばかりのKちゃんを連れての参加もありました。
歓迎の歌からスタートし、「あの空はどうして」という賛美や、「ことりのうた」という童謡や、「♪ぐーちょきぱー」の英語バージョンの手遊び歌を歌いました。読み聞かせの時間には、大型絵本で「どうぞのいす」を読みました。とっても優しい気持ちになる絵本でした。その後、ママへのみことばタイム、続いておやつタイム、自由遊びタイムになり、子供達を遊ばせながら、ママ達はトークタイムとなり、サークル後は、お弁当を持ってきた親子たちでランチタイムとなりました。
みことばタイムでは、伝道者の書4:9の御言葉から『子どもが生まれてくるためには、パパとママの存在が必要です。子供が生まれてくる時は、その子を生み出すという面ではママが頑張らなければなりませんね。また出産後、赤ちゃんのお世話や授乳をするのもやはり母親が中心です。パパはお仕事に行きますし、助けを借りられる時間は限られてきます。そうなると、子育てはどうしても母親が中心ですることになってきてしまい、ママもいつしか「私が一人で頑張れば何とかなるわ」となってきたりしませんか。でも、一人で頑張ってしまうのは危険だと思うのです。子供達はママの愛情だけでなく、パパの愛情も必要としています。神様は夫婦を通して子供を誕生させました。それと同じように、神様は子育てにおいても夫婦が力を合わせて、子供達を愛し、養い、育てるように願っておられます。でも、人間は不完全ですから、どんな相思相愛の夫婦であっても、時にはすれ違いがあり、また問題も生じます。子育てにおいても、いつもお互いの思いや考え方が一致しているとは限りません。ですから、大切なことはパパもママも造り、生かしておられる神様の存在を認め、お互いの弱さも認める時に、夫婦は本当の意味で、心と力を合わせることができると思うのです。
私たちがまだママとして未熟なように、パパ達もパパとしての経験が短ければ未熟であって当然です。私たちは子供達と一緒に過ごす時間が長いですから、必然的に子供達の性格、特質、対処法をパパ達より知る事ができているかもしれません。パパが子供達の事を、またママの大変さを良く理解するためにできる事は、パパに色々な事を話してあげることだと思うのです。子供達と過ごす中で起こったどんな些細な事でも、パパにシェアしましょう。嬉しかったこと、面白かった出来事、困ったこと、悲しかったこと…何でも、時間の許す限りパパにシェアするんです。そうすると、パパが会社にいた時間でも、パパは家族の様子を知ることができますよね。
子育ては、苦労が多いですね。でも、報いも多いです。それは、神様が夫婦二人で分け合うように与えて下さっているものです。苦労も、良い報いもぜひ、夫婦で味わえますように。もし今、それが難しい状態であるなら、あなたの心も、その状況も全て知っていて下さる神様に頼ることを心からお勧めします。神様は、ご自分に頼る人を助け導いて下さるお方ですから。
皆さんのご家庭でも、ご夫婦が心と力を合わせて、子供に向き合い、育て、真の神様からの良い報いを頂くことができますように。』とお話しました。