聖書の神は人を造られた⑤:罪の結果②

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私たち人間は、様々な問題を抱えて生きています。そしてその問題に対して「どうしてよいかわからない」と思うことも多々あります。聖書は、私たちが抱える問題一つ一つに具体的な答えを与えるものでは必ずしもありませんが、すべての問題の根底にある決定的な原因を明確にしています。神様によって造られた人が、神様に従わず、罪をもつ人へと変化し、死と苦しみ、そして多くの悩みを抱えるようになったと。(ローマ5:12)そして、これは人類皆に共通する現実であると。今回は罪の普遍性を焦点に、罪の結果を考えます。

I. 罪の普遍性:皆 神の前では罪がある
罪を犯さない人は一人もいません。
(I列王8:46; ルカ11:13; ヤコブ3:2; Iヨハネ1:8)
神の前に正しい人は一人もいません。聖書の基準では皆罪人です。
(詩篇143:2; 伝道者7:20; ローマ3:10,12,19,23; ガラテヤ3:22)
罪をきよめることができる人は一人もいません。(箴言20:9)

罪は行為だけではなくその性質に問題があります。人の心には罪深い性質があり、それが罪の行為として表現されるのです。(ルカ6:43-45)

II. 罪の普遍性:皆 神の怒りの対象である
人の罪は、自分を苦しめ、他人を苦しめるものですが、一番の被害者は神様です。神様が人を造られたお方だからです。それゆえ、神様は人の罪に対して最も傷つき、苦しみ、悲しみ、怒られるのです。
神様は愛の神様ですが、聖い神様でもあられるので、人の罪の汚れを嫌悪されます。また正しい神様でもあられるので、人の罪には罰を与えなければならないのです。(エペソ2:3; ヨハネ3:18,37)

III. 罪の普遍性:皆 救いが必要である
私たちは、自分で自分を救う手段がありません。ということは、ある人が考えるように、「良い事をすれば、天国へいける」とか、「良いことをすれば、悪いことは帳消しにされる」ということは絶対にないということです。
しかし、神様は私たちの救いの手段を自ら準備してくださいました。なんとご自分の息子を代わりに罰するという方法でもって。私たちの身代わりはイエス様でなければなりませんでした。なぜなら、イエス様だけが罪のまったくないお方だからです。
イエス様を信じる人は、救っていただけます。信じるとは、神様への謝罪と感謝を告白することです。“わたしは神の基準では罪のある人間です。私は、あなたに背を向けて生きてきました。ごめんなさい。”と謝り、“神様がこの世界に遣わされたイエス様は、私の受けるべき罰を代わりに受けられました 。ありがとうございます。”と感謝して救いを受けとることです。
イエス様を信じた人は、滅びることがありません。イエス様が身代わりとなられたので、もう(死後いつまでも続く)罰は受けないし、もはや罪に問われることもないのです。
イエス様を信じた人は永遠のいのちを持ちます。イエス様は死なれましたが、三日目に復活されたので、このお方を信じる人も、死後復活させられ(新しい、死なないからだが与えられ)天の国に入れられるのです。
(使徒4:12; 17:30; ヨハネ3:3)

まとめ:人間の罪の結果は大きいが、神様の救いの恵みはそれに勝って大きい
神様が造った最初の一人の人アダムの(不従順の)行為は、あとに続く全人類の永遠の不幸の運命を決定づけることとなりました。しかし、神様が準備された一人の人イエス様の正しい行為(みわざ)は、この方を信じるすべての人に永遠の幸福をもたらすことになりました。(ローマ5:15~20)罪は恐ろしいものですが、神様の救済計画、そしてその恵みは、私たちの人間の罪を圧倒し、私たちを新しくする偉大なちからがあります。
先ず私たちがしなければならないことは、自分を造り生かしておられる神様と向き合い、自分自身と向き合い、神様に罪の問題を解決していただくことです。罪を悔い改めて赦していただき、イエス様を自分の救い主と信じて死後の永遠の準備をすることです。
イエス様を信じる人はその瞬間から、神様との交流がスタートします。聖書のことばは霊的な(神様が喜ぶ生き方をするための)糧となります。また信じた人の中に住まわれる聖霊なる神様が日々の歩みを導きサポートしてくださいます。それは神様との関係を正しいものとした人だけに与えられるものです。その人は神様の視点で考え行動するようになります。神様からちからをいただいて、正しい選択をすることができるようになり、「神様のために」が人生における最大の動機となるのです。

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