聖書の神は救いを用意された⑥:イエス様の死の意義③

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https://youtu.be/sDNUeWoRNfs

前回はイエス様の死が「宥め」であることについて学びました。この宥めの結果が、今回学ぼうとしている和解です。神様の、罪に対する怒りがイエス様のみわざによってなだめられることにより、神様は人に和解を与えることがおできになるのです。聖書における和解とは、(神様の)私たちに対する要求が満たされることに基づいて、神様からの恩恵・好意・愛顧の立場を回復することへの完全な変化のことです。

I. 和解の前提:神様との敵対関係
人が罪のある存在であるということは、神様に敵対していることを意味します。(ローマ5:10)神様との不和の原因は、一方的に人間の側にあります。人の中にある罪は、神様との交流を不可能にしているだけでなく、神様の怒りの対象となっているのです。イエス様を信じていない人は、霊的に神様と分離しており、神様のことがわからない状態にあります。(エペソ2:12-13,18)神様とはまったく他人の状態にあり、一方で闇と邪悪を愛し、他方で神様の聖い標準を憎みます。神様の側も当然罪のある人間と関わることは不可能です。(コロサイ1:21)

II. 和解の方法:イエス様の死
神様との敵対関係を解消し和解を確立するために、イエス様は死なれたのです。その時に流された血潮は単なる流血ではなく、人の罪を背負われたゆえの想像を絶する苦難を説明するものです。(ローマ5:10-11; IIコリント5:18-19)神様は、罪のある人間の立場の変更のために、自ら動いてくださり、神様の前における赦しと関係の正常化を実現してくださいました。イエス様を信じて悔い改めた罪人を義と宣言し、罪がある者とはみなさない、とされたのです。それはイエス様の義(正しさ)によってカバーされた(罪のための支払いがされた)からです。“イエス様の中に”置かれたことで、神様に受け入れられたのです(エペソ2:13)イエス様が神様からの怒りをすべて引き受けられたことにより、神様の正しいさばきの要求は満たされ、和解は現実のものとなったのです。
(エペソ2:16; コロサイ1:22)

III. 和解の祝福
救いの確信:高い犠牲を払ってくださった神様が、(ご自分が救った)クリスチャンを手放されるはずがありません。神の子供であるクリスチャンは神様のちからによって護られます。神様との和解は、敵対関係にはないというだけでなく、クリスチャンが神様を喜ぶ(誇る)者へと変えられたということでもあるのです。クリスチャンは救いの贈り物を喜ぶだけでなく、救い主ご自身を喜ぶのです。(ローマ5:10-11)
神様との交流:神様と和解の関係に入った者には、神様との霊的結びつきと親しい交わりが与えられます。(エペソ2:13,18)このような関係を持つことができるのは、聖い者としての立場をいただいているからです。
(コロサイ1:22)
和解のメッセージの伝達者:神様と和解させていただいた者、つまり神様との関係における罪の赦しと永遠のいのちをいただいた者(救われた者)はこの和解のメッセージを、まだ知らない方々にお伝えするお役目を神様から授かっています。(IIコリント5:18-19)

まとめ:イエス様の死により、神様との和解が成立した
この世界を造られた神様との和解は、人間にとって何よりも優先しなければならないことです。なぜなら神様は一番恐れなければならないお方であるからです。世界のどんな強力な軍隊もあなたの魂を滅ぼすことまではできませんが、神様はあなたの魂の永遠の処遇を握っておられるお方です。このお方を侮ってはいけません。このお方を敵にまわすという愚かな選択を決してしてはいけないのです。
神様はあなたが神様と和解することができる道を準備されました。それはイエス様の十字架の死によってです。あなたがイエス様を信じ受け入れることによって、神様との和解の現実は個人的に適用されるのです。速やかにイエス様を信じて神様との永遠に続く平和な関係を築きましょう。(ローマ5:1; エペソ2:13-14, 17; IIコリント5:20)

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