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クリスチャンは科学的には証明も説明もできないことを信じています。イエス様の復活はその一つです。しかしクリスチャンはやみくもに信じているのではありません。神のことばである聖書は、イエス様の復活が事実であることを説明するいくつかのことを提示し、聖書の神様を信じた人たちの生き様はそのことが確かであることを説明しています。今回はイエス様の復活の根拠について学んでみましょう。
I. 多数の目撃者
イエス様は復活後40日間地上で過ごされましたが、聖書の中にはその間に、復活されたイエス様に実際に会った人たちのことが数多く記されています。
①マグダラのマリア(マルコ16:9; ヨハネ20:16)
②女性たち(マタイ28:9-10)
③エマオへ向かう二人の弟子(ルカ24:31)
④ペテロ(ルカ24:34; Iコリント15:5)
⑤10人の弟子たち(ルカ24:36-43; ヨハネ20:19-20)
⑥11人の弟子たち(ヨハネ20:26-29)
⑦7人の弟子たち(ヨハネ21:1-14)
⑧500人以上の信者(Iコリント15:6)
⑨ヤコブ(Iコリント15:7)
⑩使徒たち(使徒1:3-11)
II. 空っぽの墓(ルカ24:2-3)
イエス様は十字架刑で死なれましたが、「犯罪者」としてではなく丁重に埋葬されました。それはイエス様の墓の存在が公けに知られていたことを意味しており、確認することは容易にできたということです。その墓からイエス様の遺体はなくなったのです。
「イエス様のからだは弟子たちによって盗まれた」という見方もありますが、イエス様の復活について信じることも理解もしておらず、また“自分たちも捕まえられるのでは”と恐れていた彼らに、そのようなことをするちからも動機もなかったはずです。
III. 弟子たちの変化(使徒4:2, 18-20)
イエス様が十字架につけられていく時には、イエス様との関係を否定していたペテロをはじめとして、イエス様の弟子たちは皆逃げていってしまい、皆で集まって部屋に鍵をかけていました。その彼らがイエス様の復活を境にして、大胆に、死んで復活されたイエス様について語り始めたのです。宗教指導者たちに、イエス様について語ることを禁止されても、「自分たちは見たこと聞いたことを話さないわけにはいかない」と聞きませんでした。何が彼らを変えたのでしょうか。
IV. 殉教者の存在
クリスチャンの存在は、ユダヤ人やローマ帝国の権力者にとっては邪魔なものとなっていきました。クリスチャンは「すべての人は平等である、死は終わりではない、イエス様は復活された」と堂々と語るのですから。これらの主張は、ユダヤ人権力者にとって不都合であり、ローマ帝国にとって不利益なものでした。それゆえクリスチャンへの迫害が始まったのです。ステパノの石打からはじまり、イエス様の12弟子のほとんどはイエス様に対する信仰のゆえに殺害されました。その他にも、火あぶりや石打、はりつけやライオンとの格闘などで、初期の殉教者は200万人にも達すると言われています。彼らはイエス様の復活を否定すれば命が助かったのですが、あえて死を選びました。ある人は“人はウソのために死ぬことはできない、しかし真理のためには死ぬことができる”と言いました。イエス様の復活を信じるクリスチャンは、ウソのために命をかけたのでしょうか。
まとめ:死からよみがえられたイエス様はあなたを救うことができる
やがてすべての人が、死んで復活されたイエス様の「目撃者」になります。その時、あなたは救い主としてのイエス様に会うのでしょうか。それとも、さばき主としてのイエス様に会うのでしょうか。是非前者を選んでいただきたいと思います。イエス様が十字架で死なれたのは、あなたのためです。人は皆罪があり、そのままでは死んで永遠に神様から罰を受けなければなりません。しかしイエス様が代わりに罰を受けられたことにより、イエス様を自分の救い主と信じる人は罪を赦していただけます。そしていつまでもイエス様と生きることができる約束をいただくことができます。イエス様は罪のまったくない神の御子であられるので、死から復活することができ、あなたを新しい完全な者へとよみがえらせ、永遠に幸せな者とすることができるのです。神様がお求めになっていることはただ一つ、イエス様の死と復活が自分のためであったと信じることです。