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イエス様の復活は、クリスチャンが経験する救いの適用において重要なことです。イエス様がよみがえられたことにより、いくつかのことが現実のものとなりましたが、今回は、イエス様が聖霊によるバプテスマを授けるお方となられたことについて学びたいと思います。
I. 聖霊のバプテスマの意味
聖霊のバプテスマとは“人が救われた瞬間に、聖霊の働きにより、人がイエス様と一体になり、またイエス様の体である他のクリスチャンと一体になること”です。人は、自分が神様の前に罪のある存在であることを認め、悔い改め、神様が用意した救いの方法を受けとると救われます。救われる時に、超自然の神様のちからによって、イエス様と一つになり(つながり)、他のクリスチャンとも(イエス様を介して)つながるのです。(Iコリント12:13)
イエス様を信じた時に、その人の中に聖霊が住まわれます。(聖霊の内住)同時にその人は聖霊のバプテスマを受けます。これ以降のポイントも「聖霊のバプテスマの…」となっていますが、厳密には聖霊のバプテスマについてのみの説明ではなく、聖霊の内住によって、また救いにおいて起こる、また起こり始める聖霊の働きについて説明しているということを念頭に置いていただきたいと思います。
II. 聖霊のバプテスマの約束
神様はバプテスマのヨハネに、聖霊によってバプテスマを授けるお方について告げられました。(ヨハネ1:33-34)復活されたイエス様ご自身も天に昇って行かれる前に聖霊についての約束をされました。(ルカ24:49; 使徒1:4-5)ペテロは聖霊降臨(ペンテコステ)が実際に起こった当日にこの約束が成就したことを宣言しています。(使徒2:32-33)
III. 聖霊のバプテスマの対象
聖霊を受けるのはイエス様を信じた人ですから、聖霊のバプテスマを受けるのもイエス様を信じた人ということになります。
(ヨハネ7:39; ガラテヤ3:14)
IV. 聖霊のバプテスマの結果
聖霊のバプテスマを受けると、イエス様と一つになることはすでに述べた通りですが、そのより先どのようなことが起こるかについては、聖霊の働きがどのようなものであるかを知ることができれば理解できます。
人に自分の罪を自覚させ(ヨハネ16:7-8)、イエス様を主と告白させ(Iコリント12:3)、新生を可能にするのは聖霊です。(ヨハネ3:5)人は新しく生まれる時に聖霊のバプテスマを受けるのです。それは聖霊が人の中に住み始める時でもあります。救われたクリスチャンは、聖霊の働きによって以下のことが可能となります。
① 神様の子どもであること(救い)を自覚する(ローマ8:14-16)
② イエス様の証しができる(使徒1:8)
③ イエス様に似た者となる(IIコリント3:18)
④ 必要なこと(真理・御心)を悟る(ヨハネ14:16,26; 16:13)
⑤ 賜物をいただき用いることができる(Iコリント12章)
⑥ お祈りを助けていただく(ローマ8:26-27)
まとめ:イエス様の復活によりクリスチャンはイエス様と一つにされている
死なれ復活されたイエス様は、聖霊によるバプテスマをお授けになられるお方です。このお方を信じる時に、人は救われます。この時に、人は神様(イエス様)と一つにされ、神様に導かれ、神様と共に歩み始めるのです。聖霊のバプテスマによって、イエス様とつながったクリスチャンは、他のクリスチャンともつながり、イエス様と共に、そして他のクリスチャンとともに歩み始めるのです。この一連のことの中に聖霊の働きがあります。クリスチャンにはすでに聖霊なる神様が住んでおり、聖霊のバプテスマを経験しています。その素晴らしい現実をイエス様の復活との関連で心に留めたいと思います。