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イエス様が死からよみがえられたこと、天に昇られたこと、父なる神様の右に座しておられること、そして終わりの日に世界をさばくためにおいでになること、これらのことにおいてイエス様は高く揚げられています。前回に続いてイエス様の昇天・高揚の結果についていくつかのことを学びたいと思います。
I. イエス様はすべてのところに存在しておられる(エペソ4:10)
天に昇られたイエス様は、教会を統治する権限を得られ、教会に祝福をお与えになるお方です。同時にイエス様は、神としてのご存在・ちから・主権・祝福をもって全宇宙を満たされるお方です。イエス様はすべてに満ちておられるお方であり、すべてを良いもので満たすことができるお方です。それゆえ、人がどこにいても礼拝することができる礼拝の対象であられるのです。(この事実は教会に定期的に集まることの重要性を否定しませんし、同時にまことの神様への礼拝は時・場所・方角・所作にとらわれないものであることを示します。)
II. イエス様は聖霊を注がれる(使徒2:33; 5:31; Iコリント12:13)
イエス様が昇天されたことにより、聖霊は降られました。(ヨハネ14:16; 16:7)天に上げられたイエス様が栄光をお受けになったことにより、約束の聖霊は降られ、信じる者に与えられました。(ヨハネ7:39; ガラテヤ3:14)聖霊は人に悔い改めと信仰を与え、聖霊のバプテスマを通して教会に加えてくださいます。(ヨハネ1:33)生活において聖霊の働きのちからを体験し、(自己中心ではなく)神様中心の歩みをするように導かれるのです。
III. イエス様は霊の賜物を与える(エペソ4:8,11)
パウロは詩篇68:18を引用しています。この詩篇はエルサレムにいたエブス人に対して勝利を与えられた神への賛美です。(IIサムエル5:6-10)イエス様がどのようにして霊の賜物を与える権限を得たかの説明のために引用されているのです。イエス様が敵を征服して天に上られ、ご自分の勝利の報いとして人々のために賜物をお受けになるのです。神様は教会に加入する者に賜物を与え、或いは賜物をもった者を教会に加えてくださいます。教会の各部分を構成する一人一人が神様に与えられたものを神様のために使い、それによって神様のご計画が教会を通して行われ、神様がほめたたえられるのです。
IV. クリスチャンはイエス様の所へ移される(ピリピ1:23; IIコリント5:8)
パウロは個人的な願いと希望を表現していますが、それは同じくイエス様を信じるクリスチャンの思いであり確信です。クリスチャンは死ぬとすぐにイエス様のもとに移され意識をもった状態でイエス様のご臨在を楽しむのです。それが未だ実現していない今、クリスチャンは“天に対するホームシック状態”なのです。同時にクリスチャンは、生きることに過度の執着をせず、それでいて死ぬことから逃避しようとしないバランスのとれた“スタンバイ状態”で信仰生活を続けることが求められているのです。
まとめ:高く上げられたイエス様はクリスチャン生活の祝福のすべてを提供されるお方
イエス様は肉体を取ってこの世界に来られ、死なれ、復活され、天に上げられ(揚げられ)ました。そして再び来られます。このことをクリスチャンは信じており、このことがクリスチャンの生きるちからとなっています。ですからクリスチャンはイエス様に目を向け続ける必要があるのです。このお方のご性質とみわざに注目し続ける必要があるのです。(ヘブル3:1)すでに神様の祝福はクリスチャンの祝福となっています。(エペソ1:3)クリスチャンはイエス様とともに天の座を占める立場をいただいています。(エペソ2:6)国籍のある天は、クリスチャンの希望が蓄えられているところなのです。
(ピリピ3:20; コロサイ1:5; Iペテロ1:4)