霊的警戒アラート(I ペテロ 5:8~9)

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熱中症警戒アラートやJアラート(全国瞬時警報システム)は人々に注意を呼びかけ、警戒を促し、必要な行動を取るようにとの目的で発表されるものです。私たちは自身の健康や、身の安全に関わることには敏感に反応するかもしれませんが、信仰面においてはどうでしょうか。今回はクリスチャンが霊的に警戒しつつ歩むべきであることについて学びます。

I. 警戒の勧め(8節前半)
私たちの信仰の歩みは、神様の主権と父なる神様のケアの中にあることは確かですが、それは私たちが何もしなくていいということを意味してはいません。神様は、救いの完成に向かって成長を願いつつ聖化の過程を歩んでいくクリスチャンの中に働いてくださるからです。(ピリピ2:12-13)クリスチャンは霊的な事柄に対して真摯な姿勢を保ち、悪魔の働きに注意深くなければなりません。私たちのいる世の中がどのような場所なのか、また悪魔がどのような目的を持ちどのように攻撃を仕掛けてくるかについて心に留め、油断することがあってはならないのです。

II. 警戒の理由(8節後半)
神様が主権者であられるといっても、私たちの歩みの中に危険がないというわけでは決してありません。この箇所では悪魔が、獲物をねらう獅子にたとえられています。この悪魔の行動は継続的なものです。悪魔は“中傷する者”で、クリスチャンの周囲をうろつき、誘惑・迫害・失望等でクリスチャンを圧倒しようと機会を狙っているのです。悪魔はクリスチャンの交わりの中にも不一致や仲たがいの種をまき、神様との関係、また他の兄弟姉妹との間を荒らそうとするのです。それらの活動を通して、クリスチャンを神様との交わりから離脱させ、主にある働きから遠ざけようとするのです。しかし神様は(クリスチャンの告発者である)悪魔の活動に制限を設けておられることも事実です。クリスチャンは、悪魔が、私たちの見るもの、聞くこと、身を置く環境、接する人、その他一見有害とは認識しにくいものをもって信仰の歩みをダメにしようと狙っていることに敏感でなければなりません。

III. 警戒の方法(9節)
悪魔の策略・攻撃に対して、クリスチャンはどのように対応すべきなのでしょうか。それは信仰によってです。まことの神様に対する堅い信仰を持って、悪魔に対して立ち上がり抵抗するのです。(エペソ6:11-13)みことばと祈りが信仰を強めます。神様に対する積極的な信仰と信頼によって、悪魔に立ち向かうことが可能となります。信仰に留まること、みことばに沿って歩み続けることは必須です。(エペソ6:17)悪魔との苦闘において覚えるべきことは、イエス様を信じイエス様とつながった者は、その信仰ゆえに苦しみを経験するという事実を歴史は証明しているということです。“自分だけが苦しんでいる”と思わせる悪魔の手口に乗ってはいけないのです。

まとめ:霊的警戒アラートを常にオンにしていますか
詐欺や盗みを働く犯罪者は、必ずしもそれとわかる方法ではやってきません。悪魔も同じです。悪魔はあなたがクリスチャンだから、食い尽くそうと狙い巧妙に近づいてくるのです。それゆえ、この世で接していることについてみことばの真実のフィルターを常にかける必要があります。自分は大丈夫などと思ってはいけません。信仰歴や立場はあてにはなりません。警戒は毎日毎時間です。日々神様との交わりの中で、主イエス様への信仰を新たにし、一日の霊的歩みの護りと霊的洞察力を祈り求めていく必要があるのです。

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