1月28日 律法から信仰へ

あなたはクレジットカードを複数枚持っているかもしれません。あなたが何かを購入する際に、何らかの理由でどのカードも使うことができなかったらどうでしょう。レジで恥ずかしい思いをすることになるでしょうし、それがどうしてもその時に買う必要のあるものだとしたら、本当に困ってしまいます。現金も持っていなければ誰か代わりに支払ってくれる人が必要となります。
これは律法の要求に応えることができない無力な罪人の姿をいくらか説明していると思います。受け入れられると思っていること、よいと思っていることがことごとく退けられること、それはいかなる努力によっても神様の標準を満たすことができないあわれな罪人の姿です。成す術のない罪人が唯一できること、それは代わりに支払いができるただ一人のお方、律法の要求、そして神様の標準を満たすことができるただ一人のお方を信じることです。今回は律法から信仰への変化について学びたいと思います。(ガラテヤ3:23~29)

I. 律法による支配 (23~24節)→前の段落で見たように、律法は後に登場する信仰が得られるためのもの、或いは得られるまでのものです。(23節)「以前」とは、キリスト様がこの世界に来られ、あがないのみわざをなされる前という意味とともに、一人一人の個人的な救いが実現する前を意味しています。その間、律法は警備員か兵隊、或いは看守のように、有罪で断罪され、死を待ち、さばきを待っている人々を支配してきました。キリスト様によって真の義認が示されるまで、また個人的に救いが成就するまで束縛したのです。そして信仰のみが解放を可能とするです。
さらに律法は後に登場するキリスト様へと導くためのものでした。(24節)「養育係」はローマやギリシャの家庭に雇われていたどれいで、その家の少年を厳しいしつけとともに監督しました。同じように律法も、人の罪を示し、信仰によって義と認められるために、キリスト様のもとへとエスコートしたのです。

II. 信仰による自由 (25~29節)→信仰の登場により、人はもはや律法の下にいる必要はなくなりました。それはキリスト様に対する信仰が十分なかたちで示されたからです。(ローマ6:14)
律法の支配からキリスト様に対する信仰による恵みへの変化の結果は以下の4点です。

①神の子となる(26節)
②キリストを着る(27節)(ローマ13:14
③信者が一体となる(28節)(エペソ2:11-18)
④キリストのものとなり約束の相続人となる(29節)

まとめ:私たちが信じるキリスト様のみが、私たちの絶望を希望へ、私たちののろいを祝福へと変えることができる →私たちはイエス・キリスト様を信じ、救われた側に立ったことで、信じない場合の絶望状態について(より明確に)知ることになりました。また私たちは信じたことにより、今まで(特に救いの方法、幸せになる方法として)善しとしてきたことが、無意味である以上に、のろいを招くことになることを認識するに至りました。信じ救われなかったことを考えるとゾッとするでしょう。神様が様々な状況を用いて、私たちを真の救いの方へと追い込んでくださったことは本当に感謝なことです。のろわれ、死後の刑罰があることさえ知らずにのんきに一生を過ごさずに済んだことは本当に感謝なことです。素晴らしい救いのみわざを覚え、主イエス様のお名前を賛美しましょう。

 

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