神様を知らない人は、神様の愛を知りません。親を知らない子どもは親の愛を知らないのと同じで、それは非常に不幸なことです。多くの人は神様を知りませんから、神様から愛をいただいているにも関わらず、その認識がありません。争いが絶えない一つの原因は、神様の愛を知らないことです。
私たち人間は聖書によって神様を知ることができます。そして、イエス・キリスト様を信じることによって霊が活かされ、知識的にだけでなく神様の愛を実感することができます。それはクリスチャンにとって大きな特権です。
今日は「神の愛」について見ていきます。

１．愛の定義
①神の道徳性の究極的な要素である(Ⅰヨハネ 4：8,16)
②神はすべての愛の根源である(Ⅰヨハネ 4：7)
③愛する者の幸福を欲求し、幸福を喜ぶ(Ⅰヨハネ 3：16-17、マタイ 5：44-45)

２．神の愛の程度
①広さ－すべて(ヨハネ 3：15-16)
②長さ－無限(エレミヤ 31：3)
③深さ－罪深い者にまで(ガラテヤ 2：20)
④高さ－天の位まで引き上げる(エペソ 2：4,6)

主は私たちのために命を捨ててくださいました。主が死んでくださらなければ私たちは一生罪人のままです。しかし、主の十字架の死によって神様の愛の本質を知ることができました。私たちは相手がどのような状態、態度であっても、神様の愛に基づいて行動する者でありたいと思います。神様の愛によって生きるように求められています。
ガラテヤ 2：20では「私」という言葉が何回も出てきます。それは「私」を最優先していることを表します。自我の主張であり「罪」を意味します。そのような罪深い者を愛してくださるほど、神様の愛は深いのです。また、罪赦された者は身分として天の高いところに挙げられています。そこまで神様の愛が高いところにあるのです。
それほどにまで愛され、罪赦され、永遠に愛され続けることをどれだけ喜び、感謝しても足りませんが、いつも「神の愛」を覚え、心から感謝して進んで行きましょう。