12月20日 この人に聞け

※メッセージをお聴きになりたい方はこちら↓(音声のみです。)

https://youtu.be/J26IZIsFBtQ

今年の漢字には「密」、新語・流行語大賞には「3密」が選ばれました。今年どれほどこのことばを耳にしたことでしょう。一方、私たちは今年どれほど、神様のことばに耳を傾けたでしょうか。毎年のように語られるクリスマスの記事に登場する羊飼いや東方の博士たちが、「視聴覚的」にイエス様のお生まれを知らされたことは前回触れた通りですが、今回は特に、“聞け”と投げかけられていることがらに着目し、その重要性を考えたいと思います。

I. 聞くことの勧め
聞くことは神様の命令である:イエス様のお姿が変わる不思議な場面で、父なる神様が、イエス様の言うことを聞くように仰いました。(マタイ17:5-6)イエス様による種まきのたとえでも、よく聞くようにと命令されています。(マルコ4:3, 9)その昔、モーセはイエス様について預言しました。神様がお立てになる預言者(イエス様)が語ることをすべて聞くようにと。(使徒3:22-23)
聞いているのは神のことばである:イエス様がお語りになることは、神のことばです。出所は神なのです。(ヨハネ14:24)ですから積極的に聞くことが命じられているのです。(ルカ5:1; 21:38)また注意深く(マルコ4:24)、そして厳かな態度で聞く必要があるのです。(ルカ8:18)

II. 聞くことの意味
聞くことは次のことがらを意味し、これらの段階へとつながっていくことを意味します。
悟りへとつながる:イエス様のことば(聖書のことば)を聞くことにより、大切なことを理解することへと導かれます。(マタイ13:19)またイエス様のことばの理解は、神様の前に自分の罪を悔い改めることの道を開きます。(マルコ4:12)
信じることへとつながる:人がイエス様のことばを聞くならば、それを信じる道が開かれます。(ヨハネ5:24)確かに多くの人々が、聞いたことによってイエス様を信じ、救われたのです。(使徒4:4; 10:44; エペソ1:13)
従順へとつながる:イエス様のことばを聞くことにより、それに従う、実行する道が開かれます。イエス様はご自分のことばに従う人を家族として扱ってくださいます。(ルカ8:21)イエス様によって新しく生まれることを体験したクリスチャン、そしてイエス様に属しているクリスチャンはイエス様に聞き従います。(ヨハネ8:47; 18:37)クリスチャンは、イエス様のことばを聞くだけではなく、実践するように命令されています。(ヤコブ)1:22-24

III. 聞くことの結果
幸い:イエス様のことばを聞く人、そして聞いたことを心に留める人は幸福であると言われています。(マタイ13:16; ルカ11:28; 黙示録1:3)
実を結ぶ:イエス様のことばを聞く人は、生活においてその効果をあらわすことができます。(マルコ4:20)イエス様のすばらしさ、そしてイエス様を知り、信じたことのすばらしさが、その生き方に明確にあらわされるのです。そのような生き方をする人は、イエス様を喜ばせることができます。
いのち:イエス様のことばを聞いて、(イエス様が罪のある自分に代わって死なれたことを)信じる人には永遠のいのちが約束されています。(ヨハネ5:24)また、イエス様のことばを聞く人は、霊的に生かされ(活かされ)ます。これは自分を造り生かしておられる神様、自分を救ってくださったイエス様のために生きることができるいのちをいただいていることを意味します。(ヨハネ5:25)

まとめ: お生まれになったイエス様に聞くとは、神の祝福に与ることである
神様は霊の存在であられるため、見ることはできません。イエス様は目に見える神としてこの世界に来られましたが、今を生きる私たちは見ることができません。そんな私たちに、神様は、聞くこと(また読むこと)により大切なことを理解するようにと求めておられるのではないでしょうか。イエス様は「ことば」としてこの世界に来られました。このお方に教えられ、私たちは従うのです。イエス様(神様)のことばには、人を動かす、また変えるちからがあります。今、私たちには、導いてくれる星も、天使の歌声もありませんが、聖書のことばがあります。積極的に、また注意深く聞こうではありませんか。心を頑なにしないで素直に聞き、信じ、従い、その祝福をいただこうではありませんか。(へブル3:7, 15; 4:7)

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