12月24日 クリスマスの意義と祝福

今回はクリスマスの意義と祝福について学んでみたいと思います。

I. 神の賜物:私たちは罪ある人間という点から考える時に、神様から何か良いものをいただく資格はありません。死と滅びが定まっており、地上の生涯において悩み苦しみを当然のこととして受けるほかありません。しかしながら、神様は、正しいお方であられながらなお憐れみの神であられます。
①神の賜物は言い尽くすことができません。(IIコリント9:15)それは本当に尊いものです。
②神の賜物は神の愛の表れです。(ヨハネ3:16; Iヨハネ4:9)罪のある私たちは救われなくても当然です。しかし、私たちの状態に関係なく愛してくださいました。
③神の賜物は御子をこの世界に遣わすことによってあらわされました。ローマ8:32)ご自分の御子を惜しむことなく与えてくださったのです。
④神の賜物は永遠のいのちです。罪の報い(結果)は死です。死は家族や社会との分離を意味し、神様との分離を意味します。しかし神様からのいのちによって、霊的に生かされ神様とともに生きることができます。

II. 主の献身:神様から良いものがいただけるのは、主イエス様の献身があってのことです。イエス様は父なる神様と私たちとの仲介者となられたのです。
①主の献身は御父に対するものです。罪のない聖なるお方がご自分のいのちをとが(罪過)の献物(いけにえ)とされたのです。イエス様は罪ある者の立場をお取りになったのです。(イザヤ53:10)またイエス様は宥めの供え物となられました。(ローマ3:25)正しい神の罪に対する怒りをなだめることができるのはイエス様ただ一人です。私たちはすでになされていた救いのための準備の恩恵に与っているのです。さらにイエス様は父なる神様に対してご自分を香ばしいかおりのささげものとされました。(エペソ5:2)
②主の献身は私たちに対するものです。イエス様は地上におけるご生涯において、人々を癒し、足を洗い、お仕えになられました。そして究極の奉仕はご自分のいのちを分け与えられたことです。(マルコ10:45)このことにより私たちはイエス様と一体となることができたのです。

III. 主の献身を通して神様から賜物を授かった私たちが神様にお献げすることができるものは何でしょうか。
①それは感謝であり礼拝です。東方の博士たちがしたようにです。(マタイ2:2, 10-11)
②それは賛美です。(へブル13:15)
③それは善行です。(へブル13:16)
④それは施すことです。(へブル13:16)
⑤それは人々を救いに導くことです。(ローマ15:16)
⑥それは自分自身です。(ローマ12:1)私たちが聖書の教えと聖霊の導きに従う時、それは神様へのささげものとなるのです。

主がこの世界に来られ、ご自分をお与えになったのは、私たちが新しくされて神様にお献げし、神様に栄光を帰することができるためです。そして神様と共に住むことができる祝福に与るためです。

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