12月1日 受肉の究極目的

 イエス様がお生まれになったことをお祝いする月となりました。今回はイエス様がこの世界に来られた究極の目的について学んでみたいと思います。
 神の御子であられるイエス様が肉体を取られ(受肉と言います)、人間達の世界で生活され、愛の具体化である恵みと正しさの具体化である真理をあらわされましたが(ヨハネ1:14)、そこには神様が強くお望みになられたことがあります。それは人と共に住むということです。現在 イエス様を信ずるクリスチャンの中には聖霊なる神様が住んでおられます。そして神様のみことばに従う生活をするクリスチャンはその現実を認識することができます。(ヨハネ14:23) 肉体を取られたイエス様ではなく、聖霊なる神様が共に居られ住んでくださることは神様のクリスチャンに対する配慮であると言えます。やがてクリスチャンは最高の状況の中で神様と共に住むことになります。(黙示録21:3-4) 聖められた状態で神様と交流することが出来るのです。
 旧約の時代において霊の存在であられる神様が人にあらわれてくださったのは部分的・間接的でした。しかしイエス様がお生まれになったことにより、神様が肉体においてあらわされました。(Iテモテ3:16) そのことにより神の愛が示されました。(Iヨハネ4:9-10) 人間の罪の問題の解決を実現し、神様との交流を可能とするいのちを与えることを実現してくださいました。神様は人間とは大きく異なり、愛のお心を持っておられるだけではなく、愛の実行力を持っておられるお方です。肉体をお取りになったイエス様を通し、また聖霊なる神様によって注がれる愛(ローマ5:5)を人は信仰によって受け取ることが可能なのです。
 この世界に来られ、死に、よみがえられ、天にお帰りになったイエス様は、ご自分を信じ待ち望むクリスチャンのために再度あらわれてくださいます。(ヘブル9:27-28) それはクリスチャンが神の御子イエス様と永遠にわたって共に住み続けるためです。この祝福を覚え、感謝し、喜び、神様への賛美の心を持ってこの時季を過ごしましょう。

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