12月23日 予告されたご降誕

一人の赤ちゃんの誕生について詳細な情報と共に、何百年も前から予告されるということがあるでしょうか。神の御子であられ、人となられたイエス様についてはこのことがなされていました。そしてこの方の誕生の予告(預言)は時間の流れとともにより明確にされていったのです。今日はイエス様の誕生に関するいくつかの予告を見ていきましょう。

①降誕につながる血統について→イエス様がこの世界に来られることについては、神様の創造後まもなく語られています。最初の人間であるアダムが神様に背いたことにより、罪がこの世界に侵入し、人間は「救いを必要とする存在」となりました。しかし神様はこの時すでに救いの計画をしてくださっていたのです。エバ(アダムの妻である)の子孫としてイエス様がお生まれになること、そして人類のために苦しみを受けることが予告されました。(創世記3:15; マタイ1:18; ガラテヤ3:16,19) 神様はその後アブラハム(創12:7; ガラテヤ3:16)にもダビデ(IIサムエル7:8,12; ロマ1:3)にも彼らの子孫として救い主が登場することを予告なさいました。

 処女降誕について→イエス様の誕生は通常の結婚というプロセスを通らない生物学的奇跡によるものです。これは人間の理屈や説明によって理解するものではなく、信仰によって受け入れるものです。罪のないお方(御子)を、処女が聖霊によってみごもり出産するというこの奇跡の預言は約700年も前に予告されていたのです。(イザヤ7:14; マタイ1:18)

 ③降誕の時について→イエス様の誕生の時についても(旧約)聖書は予告しています。ユダ族に与えられた王権が継続し、「その時」に到達すること、そしてそれはダニエルの時代から一定の時間を経て起こることを述べています。(創49:10; 民数記24:17; ダニエル9:25-26; ルカ2:1,7,11; ガラテヤ4:4)

 ④降誕の場所について→イエス様の誕生の場所についてはより明確な予告がなされています。かつて外国によって攻められ捕えられる経験をした土地(民族)に「光」であられるお方がおいでになること、そのお方がベツレヘムでお生まれになり、一時エジプトに避難され、ナザレで育っていかれることが予告されています。(イザヤ9:1-2; 11:1; ミカ5:2; ホセア11:1; マタイ2:1-2,23; ルカ2:14-15)

 イエス様の降誕に関する予告が実現したことを学ぶ時、神様が約束を必ず守られる方であること、すべてのことを知り、実行されるちからをもっておられる方であることを確認することができます。この予告されたイエス様のご降誕によって私たちに神様の大きな愛が示され、救いの道が実現したのです。予告どおりのイエス様の誕生は私たちに本当の喜び・慰め・平安・確信・希望・期待をもたらします。この時、私たちに与えられたイエス様を覚え、心からの感謝をささげましょう。

 

 

12/23ランチ(ポークカレー)

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