12月29日 神の賜物

年末を迎えるにあたり、一年を振り返る中で、今年神様が行ってくださったことを覚えることは非常に重要なことです。今回はみことばの中に説明されている神様からの言い尽くすことができない「賜物」について学びたいと思います。(IIコリント9:15)

神の賜物①:それは恵みの賜物です。(ローマ5:15) イエス様は一人のサマリヤ人女性に対して神の賜物である「生ける水」についてお話をされました。(ヨハネ4:10) それは人が求めるならば与えられるものです。それは神様が与えてくださった御子イエス様ご自身であり、イエス様によって与えられるものです。(ヨハネ3:16) 使徒パウロは「神からの賜物」とはイエス様による救いであり、それを可能とする恵みも信仰も神様からのものであることを述べています。(エペソ2:8) 救いに含まれる永遠のいのちも、神様が御子イエス様を通してくださる賜物です。(ローマ6:30) この賜物は無代価で与えられるものです。

神の賜物②:それは聖霊の賜物です。ペンテコステにおける説教の中で、使徒ペテロは神様からの賜物としての聖霊について述べています。(使徒2:38) それは人が神様の前に罪を悔い改め、ゆるしをいただくことの結果として与えられると。聖霊なる神様はイエス様を信ずる者の中に住んでくださいます。(聖霊の内住) それはユダヤ人に限らず、(ユダヤ人から見て異邦人と呼ばれる)すべての信ずる者が対象です。(使徒10:43-45,47) クリスチャンであるということは、聖霊なる神様が内に住んでおられるということです。(ローマ8:9) クリスチャンのからだは神様が住まわれる神殿です。(Iコリント6:19) クリスチャンはその自覚をもって、聖霊に満たされた歩みをすることが求められています。

神の賜物③:それは霊の賜物です。この賜物は聖霊によってクリスチャンに与えられるもので、パウロが「御霊の賜物」と呼んでいるものです。(Iコリント12:1) それは「みなの益となる」という目的のために与えられるものです。(同7節) Iコリント12章にこの賜物のリストがありますが、(同8-10節) それは単なる人のすぐれた能力とは異なったものです。霊の賜物は各クリスチャンに違ったかたち(種類)で分け与えられるものであり、(同11節) 神様にお仕し、互いに奉仕しあうためのものです。(ローマ12:6-18; Iペテロ4:10) 求めるようにと命令が与えられている(Iコリント12:31)この賜物は、イエス様を信ずる者として、神様を愛し、人を、そして主の教会を愛する歩みの中で重要な要素です。パウロはこの賜物は神様から人を介して与えられるものでもあり、軽視してはいけないことについても述べています。(Iテモテ4:14; ローマ1:11)

神様から与えられている救いの恵み・聖霊なる神様の存在・霊の賜物を覚えつつ感謝をもって新しい年へと向ってまいりましょう。

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