2月28日 主の復活のしるし

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伝記は(特に)有名な人物の生涯を記録したものですが、当然のことながら、最後はその人物の死で締めくくられます。イエス様にも地上におけるご生涯がありましたが、人との違いは死後の復活があることです。世の中のどのような宗教の教祖やリーダーであっても、復活した人は存在しません。しかし、イエス様はよみがえられました。残された空っぽの墓はその大きなしるしです。今回はイエス様の復活の朝の記事から、神様が物理的に残してくださったものに目を留め学びたいと思います。マグダラのマリヤや弟子たちは何を見たのでしょう。そして本当は何を見るべきだったのでしょう。(ヨハネの福音書20章1~10節)

I. 復活のしるし①:取りのけられた石(1~2節)
日曜日の朝、マグダラのマリヤが墓にやってきました。イエス様のからだに香料を塗るためです。マリヤは相当驚いたことでしょう。墓の入り口の石が取りのけられていたのを見たのですから。彼女が墓の中に入ったのかどうかは定かではありませんが、すぐにペテロとヨハネのところに走って知らせに行きました。入り口の石の様子を見たマリヤの出した結論は、何者かがイエス様のからだを持ち去ったというものでした。もしそれが本当ならば、誰が何のために、そしてどのようにして行ったのでしょうか。

II. 復活のしるし②:置いてある亜麻布(3~6節)
マリヤからの知らせを受けて、ヨハネ、そしてペテロの順に彼らも墓に到着しました。墓の中に入ったのはペテロが先でしたが、二人とも、イエス様のからだに巻かれた亜麻布が置いてあるのを見ました。誰かがイエス様のからだを盗んだのであれば、亜麻布をはずしていく理由は何でしょうか。

III. 復活のしるし③:別に巻かれた布(7節)
埋葬の際、イエス様の頭には、からだ(胴体)を巻いた亜麻布とは別の布が巻かれたようですが、その布が、亜麻布とは別のところに丸められているのを弟子たちは見ました。イエス様のからだが何者かによって持ち出されたのであれば、頭に巻かれてあった布をわざわざ丸めて(或いはたたんで)置いていく理由はどこにあるでしょうか。
8節でヨハネは「見て、信じた」とありますが、何を信じたのでしょうか。“信じた”とはどういう意味でしょうか。9節を読むと、彼らがイエス様の復活についてまだ理解できなかったことを記しています。今まで、イエス様は繰り返し、十字架刑と復活について彼らに語ってこられました。(ヨハネ2:19; マタイ16:21; マルコ9:31)しかし彼らは受け入れませんでした。(マタイ16:22)旧約聖書にも記されている、イエス様の復活の預言も理解できていなかったのです。(詩篇16:10)

まとめ: みことばは人生に答えを与える
最初にイエス様の墓に行った女性たちや、イエス様の弟子たちは、イエス様の復活に関するしるし(ヒント)を与えられていましたが、その事実を信じる(確信する)には至りませんでした。この時、彼らはイエス様ご自身を見るという「確かな証拠」(使徒1:3)をもってでなければ信じなかったのです。復活のしるしを見ても、すでに聞いているみことば(教え)とのつながり(関係性)を見いだすことができなかったのです。
私たちの目の前にある状況も、神様のみことばの真実によって“翻訳”(解釈)されなければなりません。そうでなければ、何が起こっているのか、何が一番の問題であるのか、そして何が解決であるのかがわからないままです。みことばを聞いても(知っていても)大事な場面で適用されなければ意味がありません。
空っぽの墓を後にした弟子たちの心は空っぽのままでした。イエス様によって、復活の予告は繰り返し行われました。そして彼らが主のことばを信じて覚えていたのであれば、復活の事実を確信できたはずです。空の墓、石の状態、亜麻布などのあり様はイエス様の復活を表現しているととらえることができたはずです。イエス様のからだがないことこそが、イエス様が生きておられることの証しであったのですから。
私たちは、みことばの真実を知っていることにより、正しく自分を見つめ、世界を見つめることができます。神様のみことばを心に留めることにより、信じることにより、真の問題と向き合うことができ、真の解決を得ることができ、神様が用意してくださっている祝福の道を進むことが可能となるのです。

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