3月15日 権威あるイエス様

(ルカ4:31-44)イエス様はガリラヤ湖畔のカペナウムで教えておられました。それは安息日でした。安息日は、旧約時代には仕事をせず、神様に礼拝をささげる時として設けられました。イエス様が地上におられた時にも安息日にはユダヤの会堂で旧約聖書が朗読されました。しかし、この頃には安息日の過ごし方が形式的・律法的になってきたようです。当時の学者(に限ったことではないかもしれませんが)の「教え」は言い伝えや不明確な事実によるいい加減な話の傾向があったようですが、イエス様の教えは権威あるものであり、人々を驚かせました。“単なるナザレ人”だと思われていたイエス様は、断定できる、言い切ることができるお話をされました。
イエス様の権威は教えにおいてあらわされたのみならず、悪霊に対しての取り扱いにもあらわされました。悪魔は、神様のようになろうとして堕落した天使長あり、悪霊はそのしもべとして共に追放された霊の存在です。イエス様の正体を(普通の人間よりも)知っている悪霊は人の中に入って、イエス様についての発言をしましたが、イエス様は汚れたものの証言を拒絶なさいました。神様は不道徳な者のことばを(それ自体が真実であっても)喜ばれないのです。イエス様の権威ある叱責によって悪霊はその人から出ていったことに対して、人々は驚きを示しました。イエス様はペテロの姑のひどい熱も癒されました。イエス様が取られた癒しの方法は「熱をしかりつけられる」でした。そこには、熱の病が悪魔(悪霊)、そして罪との関係があることを示唆しています。
人々は多くの病人をイエス様の所に連れてきましたが、イエス様はひとりひとりに手をおいて癒してくださいました。イエス様は人のために良いものをつぎ込み、悪いものを取り除き清算してくださるお方です。その究極は十字架によるあがないによってあらわされました。イエス様の奇跡を伴う福音は、忠実な者たちを通して全世界へと広まったのです。
今回の箇所で悪霊につかれた原因については触れられていません。旧約のサウル王の記事を見ると、傲慢になったことによって悪魔に支配されることになったことがわかります。彼は神様の前に越権行為をし、従わず、王の位をはく奪されることになりました。彼はダビデを妬み、殺意を抱きましたが、悪霊はそれを助長しました。彼は悪魔の支配下に精神的に入って行ったのです。
私たちクリスチャンに対しても、悪霊は外から影響力を行使してくる可能性があることを覚えておかなければなりません。(エペソ4:25-32)イエス様による救いを経験していない人々は悪魔に対して無防備な状態です。救われたクリスチャンも罪に陥るわけですが、その都度みことばに照らして悔い改める必要があります。クリスチャンの選択は、聖霊の導きに従うか、悪魔の働きに身を委ねるかのどちらかです。イエス様は私たちを救い、イエス様にあって健全な生き方、イエス様のいのちに生きることを可能としてくださいました。それは悪魔の意図することとは逆行する生き方です。イエス様は私たちが地上の生涯においてそのような生き方をするためにも、来てくださり死んでくださったのです。権威あるイエス様を通して与えられた聖霊に満たされて生きるちからを体験させていただきましょう。

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