3月6日 神の約束⑥

神様の約束の中で、すでに成就された、救い主の降誕と聖霊の降臨について学びました。今回は、成就されつつある約束の中で3つの事柄を学びたいと思います。これらは私たちの個人的な事と関わっており、地上にあって神の栄光をあらわすために重要な事柄です。

まず罪のゆるしを取り上げます。(へブル8:12)私たちは新しい契約において罪がゆるされます。(ゆるされています)私たちは罪についての認識が乏しく、結果的に罪がゆるされることの幸いを感謝することが乏しい傾向にあります。罪は神様と敵対するものであり、苦しみを伴い、のろいを招くものです。私たちは罪のある者達として加害者であり、神様は被害者という構図です。このへブル書の箇所で、罪を犯す者を神様はあわれんでくださり、愛と優しさをあらわしてくださることがわかります。それは罪の償いのためのイエス様の十字架の死という実際の行動を伴うものです。(イザヤ1:18)罪のゆるしは人の側の方向転換によって実行される神様の約束です。そして信仰の表明に基づく聖霊の賜物の付与の約束です。(使徒2:38~39)

次に聖霊の内住と印を受けることについてです。(エペソ1:13)聖霊についてはすでに学んだところではありますが、この点は、クリスチャンが神様のものであり、キリスト様に属する者であることをあらわすものです。それが実生活においてあらわされるように、そして世と差別化され、聖別された者として生きることによって、神の約束が実現することが想定されているのです。

最後は神の世継とされることについてです。(ガラテヤ3:29)神様の約束により、私たちはアブラハムの天的(信仰的)子孫となる(なっている)のです。それは神様の永遠のご計画である事業の相続人となるということです。神様の究極のご計画とは神様の優れたことがほめたたえられることです。私たちは、世界の世継の一端に加えられているのです。(ローマ4:13,16)そこにはキリスト様にある者としての苦しみも含まれています。(ローマ8:17)私たちは、立場のみならず、状態において神の子となることが想定されているのです。(Iコリント6:18)

これらの、成就されつつある約束(神の栄光をあらわすための約束)を味わい、感謝し、喜んで歩ませていただきましょう。

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