聖書は主イエス・キリスト様の死と復活について語っていますが、事実が列挙されても多くの人々は信じません。信ずることがない人に罪のゆるしはありませんし、イエス様の死の効力はないのです。復活節にあたり主の死の確実性と復活の真実性について学んでみましょう。
I. 死の確認
①ローマの兵隊による確認(ヨハネ19:30-34)
②目撃者の証言(ヨハネ19:34-35)
③ピラトは死の確認に基づいて屍をヨセフに与えた(マルコ15:42-45)
④葬りと墓の封印(マタイ27:57-66)
II. 復活の事実
①墓の確認(ルカ24:1-3)
②天使の告示(ルカ24:4-7)
③墓の遺品(ヨハネ20:1-8)
④敵の考えた盗難説(マタイ28:11-15)
⑤復活の主の目撃者 1. マグダラのマリヤ(ヨハネ20:11-18)2. 婦人たち(マタイ28:8-10)3. 二人の弟子(ルカ24:13-32)4. ペテロ(ルカ24:34)5. 弟子たち(ルカ24:36-49)6. 湖畔にて(ヨハネ21:1-14)7. ガリラヤの山にて(マタイ28:16-20)8. オリーブ山にて(使徒1:6-12)9. その他(Iコリント15:6-8)
⑥原因と結果からの論証 1. 空虚な墓 2. 主日制定 3. 教会存続 4. 新約聖書の存在 5. 信者の新生活
⑦四つの証拠(Iコリント15:1-19) 1. 信者は復活の主を信じて救われた(vv.1-2) 2. 聖書(vv.3-4)3.目撃者(vv.5-11)4. 救いの必然性(vv.12-19)
主の復活によって可能となった三つの処理:①罪の処理-イエス様の身代わりにより、罪人の罪がゆるされ、神の前に義と認められることが可能となりました。②罪の性質の処理―罪がゆるされたクリスチャンの信仰生活に基づき、“キリスト様と共に死ぬこと”に基づいて可能となる処理です。③病弱なからだの処理―クリスチャンが天の御国に移される時に可能となる処理です。
III. 復活体の性質
①肉と骨とから成る(ルカ24:36-43)
②物質的制約を超越する(ヨハネ20:19)
③瞬間的移動が可能(ルカ24:31)
④不滅性(ルカ20:34-36)
私たちクリスチャンは、恵みにより信仰によって救いに与りました。そして今、主の復活の効果が完全に適用されることを待ち望みつつ歩ませていただいているのです。