5月11日 奇しき救いのみわざ

「イエス様を信じてクリスチャンの仲間入りをしました」とか「バプテスマを受けました」という話を身近で聞くことができることは嬉しいことです。救われたばかりの人が、乾いたスポンジがたっぷり水を吸い取るように、聖書のみことばを吸収しクリスチャンとして成長を始めている姿を見ることは本当に大きな喜びです。神様はクリスチャンに不思議な救いのみわざを実現してくださいました。その素晴らしさを改めて考えてみましょう。(使徒の働き5:27-32)

①  人間の罪深さの上に備えられた救いのみわざ (27-29節) →留置場から助け出され、神殿で聖書のことばを語っていた使徒たちが再度 宗教指導者たちのところに連れてこられました。大祭司と使徒たちとのやりとりの中で、罪深い人間の姿を見ることができます。A. 越権行為によって救い主を拒絶する人間 (28節前半):内容が偽りである、間違っているという判断によってではなく、自分たちにとって都合が悪いという理由で聖書のことばを語ることを禁止しました。現代においても、人間の都合によって、あらゆる場面で創造主であられる神のことばが締め出され、結果的に救われる(幸せになる)方法を遠ざけています。B. 罪を認めず救い主を拒絶する人間 (28節後半):宗教指導者たちはイエス様が神の御子であることを認めず、またこのお方を殺したことが重大な罪であるとは認めませんでした。人間は世の中の犯罪はある程度認識できますが、自分を造り生かしておられる神様への罪を認めることが困難です。C. 神に従わず救い主を拒絶する人間 (29節):ペテロたちは神様に従うことを優先させましたが、人間は自分に従い、人に従う傾向にあります。神様の権威を認めることがないことによる結果です。

②  悔い改めに基づく罪のゆるしのために実行された救いのみわざ (30-31節) →使徒たちは神様が罪深い人間のために実現してくださった救いのみわざを語りました。A. イエス様の十字架の死/血を土台とする罪の清算 (30節前半):イエス様が死んでくださったことにより、人間の罪の問題が解決される道が開かれました。B. イエス様の復活を土台とする義認 (30節後半):死なれたイエス様が復活されたことにより、人間が神様の前に正しい者と認められる道が開かれました。(ローマ4:25) C. イエス様の死と復活を土台とする救いの適用 (31節):イエス様が死んでくださり復活されたことは「自分のためであった」と信ずる人には、悔い改めと罪のゆるし、つまり救いが与えられます。

③  みことばと聖霊によって証し(証明)される救いのみわざ (32節) →使徒たちは神様が備えてくださった救いが現実のものであることを二つのことで説明しました。A. 聖書のことばが証明する:使徒たちは実際に死なれ復活されたイエス様の目撃者ですが、現代の私たちはその記録である聖書-神の真実のことば-によって救いのみわざが本当であると知ることができます。B. 聖霊なる神様が証明する:イエス様を信じた人の中に住んでくださる聖霊は、聖書のことばが本当であると認めさせ理解させ確信させてくださいます。(ヨハネ15:26-27)

まとめ: 罪深い者が救われる-それは奇妙なことである →クリスチャンは時々考えてみるべきです。聖書の教えを知らされなかった可能性のある「たられば」を。聖書に触れ、イエス様による救いのみわざを自分のものとしていただいた結果として身に覚える、「…であったならば、救われることはなく、永遠の地獄だった」という恐怖を。聖書を着実に学んでいる人は、着実に自分の罪深さについても学んでいる人です。自分の罪深さを知れば知るほどイエス様によって与えられる救いの恵みの大きさを知るはずです。「自分のような罪深い者が救われている。それは奇妙である。」これは正常なクリスチャンの正常な告白です。

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