5月26日 主の証人となる

神様のご計画と人間の想定や期待とはズレが生じることがしばしばです。使徒の働き1:4-5で、弟子たちは「聖霊のバプテスマ」の約束をイエス様からいただきました。そして彼らの中では「いよいよ来るべき時が来た」という胸の高まりを感じたのかもしれません。実際イエス様が明らかにされた、聖霊なる神様が降られることによって進められていく神様のご計画は、弟子たちがイエス様の証人となるということでした。(使徒の働き1:6-14)

①終末における神の計画 (6-7節) →弟子たちの想定は、イスラエルの国(神の国)の復興でした。イエス様はやがて地上においてご自分が統治する王国が再建される計画については否定されませんでした。しかしそのについては弟子たちが今知る必要がないことを話されました。聖書が教える、文字通りの神の国の再建はイエス様の再臨(この世界に再びもどって来られる)の後に起こることです。その前段階(終末―イエス様の降誕から再臨までの期間)において、人となってこの世界に来られたイエス様を証しするという神様の重要な計画がクリスチャンには与えられています。

②聖霊のちからによる神の計画 (8-11節) →イエス様はご自分を証しするという計画が聖霊のちからによって進められていくことを宣言されました。まもなく弟子たちが経験する「聖霊のバプテスマ」によってその原動力が装備されるのです。「神の国」には将来の側面と共に現在の側面があります。イエス様を救い主として信じ受け入れることにより神様の支配の領域―神の国―は拡大していきます。その実現のために、聖霊のちからをいただいてイエス様の証人となる(イエス様を伝える人となる)神様の計画がクリスチャンに与えられています。この計画は昇天されたイエス様が再度戻って来られるまで継続していくのです。

③信者の群れによる神の計画 (12-14節) →天にお帰りになられたイエス様と別れた11弟子、そしてその他の弟子たちは一つの場所に集まって「聖霊のバプテスマ」を待ちました。彼らは心を合わせて祈りに没頭していたのです。聖霊のちからによって、(死んでよみがえられた)イエス様を証しする宣教の夜明けはまもなくです。宣教は現在の教会に与えられた大きな使命です。イエス様を頭(リーダー)として繋がっているクリスチャン一人ひとりは神様の計画の前進のために、それぞれの持ち場で(お互いの祈りとサポートにより)役割を果たしていくのです。

まとめ: 聖霊なる神様に信頼するとき、私達は力強いイエス様の証人となる。 →イエス様を救い主として受け入れたクリスチャンは皆 聖霊のバプテスマを受けており、聖霊なる神様は心の内に住んでいてくださいます。どのクリスチャンも聖霊による力強いクリスチャンになることができるということです。私達が実際にイエス様の証人として働くためには、聖霊なる神様にちからを求める態度が必要となります。イエス様による唯一の救いの方法を人々に伝える手段は様々です。私達はことば(聖書のメッセージ)によって、また私達の聖書の価値観を土台とした生活によってイエス様の証人となることができるのです。

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