5月12日 主の働きの継続

人生における様々な「一つの時代の終了」は次への期待と同時に不安を覚える段階ではないでしょうか。卒業や退職、或いは身近な人の死、国の体制の変化など。イエス様は30年余りを地上で過ごされ、死・葬り・復活の後に天にお帰りになりました。イエス様の弟子たちにとって(イエス様の復活の喜びも束の間)それは新たな段階に足を踏み入れることであり、少なからず動揺を覚える瞬間であったことでしょう。今回は使徒の働き1:1-5から弟子たちのもとを去っていかれるイエス様がどのように準備をしてくださったかを見ていきます。

①主イエス様のお働きと教え →ルカが記したルカの福音書には人となられた御子イエス様の地上での活動が説明されています。そこには奇跡を含めたイエス様による数々のみわざと、イエス様による教えとが述べられています。イエス様は人々(特に弟子たち)に神様はどのようなお方であるかをお示しになり、神様によって造られ、生かされている人間はいかにして歩むべきかをことばと模範によって教えてくださいました。

②主イエス様の死・復活・昇天によるみわざの完了 →人間が、神様が理想とされる姿で生きるためには、人間の罪の問題が解決されなければなりません。イエス様は罪の全くないお方として、人間に代わって十字架の苦しみを受けられました。死に打ち勝って復活されたイエス様は40日間、人々にご自分をあらわしてくださいました。多くの時間を共にした弟子たちには、重要な宣教(イエス様の十字架の死と復活の効果を伝えること)の役割をお与えになりました。

③主イエス様の聖霊よるお働きについての約束 →役割を与えられた弟子たちには「ちから」が必要でした。イエス様は弟子たちに聖霊のバプテスマの約束を与えてくださいました。聖霊なる神様がまもなく弟子たちの中に住んでくださること、そして聖霊のちからによって弟子たちは天にお帰りになるイエス様のために働いていくことができるようになることです。イエス様は今後は目に見えるかたちではなく、霊において彼らと共におられ続けるのです。

結論: 主イエス様のお働きは聖霊によって、私達を通して現在進行形である →イエス様は天にお帰りになりましたが、それ以後約2000年間イエス様のお働きは継続されてきました。神様がお送りくださった「助け主」である聖霊が、イエス様を信じた一人ひとりの中に住んでくださり、(イエス様がやがて戻って来られる時まで)神様の目的がなされつつあるのです。私達が神様のみことばに従い、神様の喜んでくださることを選んでいくことが、内に住んでおられる聖霊なる神様に聞き従うこと、聖霊に満たされることであり、聖霊のちからを体験することへとつながっていくのです。

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