6月14日 キリスト信者とは

今でも、一般の人の中にはキリスト教は「西洋風でお洒落」というイメージを持っている人が少なくないと思います。人々のイメージは、表面的・外面的な部分によって作り出されるものです。それは必ずしも、内面(一番重要とするところ)を的確に説明するものではありません。あなたがクリスチャンであるならば、人があなたに抱いているイメージはどのようなものでしょうか。またクリスチャンであるあなたが、イメージするクリスチャンとはどのようなものでしょうか。今回は、イエス様を信ずる人とはどのような人であるのかを確認したいと思います。(ヨハネの福音書12章44~50節)

I. イエス様を信ずる人は、まことの神様を信ずる人である

イエス様は父なる神様によって遣わされたお方(44節):イエスはそのご生涯において、常に「遣わされた」存在であることを認めておられました。イエス様は一貫して主導権をもっているのは自分ではないことを主張され、父なる神様から託されたお働きを果たされ、与えられたことをお教えになりました。それゆえ、イエス様を信ずる人は父なる神様を信ずる人であるのです。(ヨハネ14:1; Iヨハネ2:23)
イエス様は父なる神様をあらわすお方(45節):イエス様はお働きにおいて、またことばにおいて父なる神様をあらわされました。ですから、イエス様を見る時、そこに父なる神様を見ることになるのです。イエス様を単なる人として見るのではなく、また預言者の一人として見るのでもなく、まことの神として見るのです。イエス様への応答は神様への応答ということになります。(マタイ10:40; ルカ10:16)
イエス様は父なる神様の御心を語られるお方(49~50節):イエス様は御子として父なる神様に従われます。イエス様は父なる神様が行われることだけをご覧になり実行なさいます。また父なる神様のお考えをお求めになります。(ヨハネ5:19-30) ですからご発言においても、何をどのように語るかということについて、父なる神様の命令を仰がれます。人がイエス様のお語りになったことに従うならば、それはまことの神様のおことばに従うことであり、神様からの祝福を得ることとなります。

II. イエス様を信ずる人は、光の中を歩む人である

イエス様は光の源であられるお方(46節前半):イエス様が光であられることはこの福音書で繰り返し語られています。光は人にとって良いものをもたらします。物事を明らかにし、いのちを与え、温かさを与え、希望と励ましを与えます。イエス様は光として人々の最も大きな必要を満たしてくださいます。
イエス様は闇の中にいる人を解放されるお方(46節後半):人がイエス様の光を素直に受けるのであれば負のものから解放されます。イエス様を信ずる時に、罪から、恐れから、そして世の中の誤った価値観から逃れることができ、新しい歩みを始めることができます。

III. イエス様を信ずる人は、みことばの権威を認める人である

イエス様のみことばに対して、人は自由意志をもっている(47節):イエス様が真実をお語りになっても、聞かない人、従わない人がいます。人には自由意志が与えられていますから、神の御子であられるお方のことばを認めないという選択も可能なのです。そのような頑固な人々に対して、イエス様はなお救いを提供しようとされ招きをなさるのです。
イエス様のみことばには、人を究極的にさばくちからがある(48節):イエス様はご自分を拒む者たちに対するさばきをいつまでも先延ばしされるわけではありません。信じないことへのさばきは確実にやってきます。イエス様のお語りになるメッセージは、それを拒絶する者たちに対してはさばきの宣言となるのです。イエス様のことばは、イエス様を受け入れない者たちに対する有罪判決の十分な証拠となるのです。イエス様は、人々にいのちを与えるためにこの世界に来られましたが、そのいのちに背を向ける者へのさばきは必然であると言わなければなりません。

まとめ: クリスチャンはまことの神様を信じ、聖書の権威を認め、真実を握って生きる人である

まことの神様を知り信じた人は幸いです。真実を知って真実の中を、光の中を生きる人は幸いです。聖書のみことばの権威を認める人、認め続ける人は幸いです。神様の憐れみにより、キリスト信者となることができた人は幸いです。神様によって内面が変えられたのであれば、外面にもその変化はあらわれているはずです。またそうでなければなりません。神様の恵みによって、みことばによって、聖霊なる神様の働きによって、また信仰と従順によって、神様が喜ばれる姿へと変えていただきましょう。変えられ続けましょう。人々があなたを見る時、そこにキリスト様を連想し、イメージすることができますように。

 

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