パウロは、エペソの会堂で3ヶ月間 「神の国」について語りました。ある人々はこの教えを拒絶し、「この道」をののしりました。パウロは会堂からツラノの講堂に場所を移し語り続けました。今回は「この道」(神の道)に焦点をあてて学びたいと思います。(使徒の働き19:9)
I. 神の道を知りましょう →①神の道の重要性:神の道は正しい歩みの土台であるため(箴言10:29)それを知らないことは愚かさへとつながります。(エレミヤ5:4~5)神様がアブラハムを選んだのは、主の道を守らせるためであり(創世記18:19)後の時代に外国が完全に追い払われなかったのは、神の民が主の道を守るかそうか試すためであったと聖書は記しています。(士師2:22)②神の道の性質:神の道は完全であり(IIサムエル22:31, 33)真っ直ぐで(詩篇107:7)聖です。(詩篇77:13)また神の道は理解/智慧の道であり(詩篇119:14)真実の道です。(詩篇119:30)神の道には命令も含まれます。(詩篇119:32)神の道はいのちの道であり(箴言6:23)その道は永遠です。(詩篇139:24) さらに神の道は義の道/正しい道であり(II列王22:2)平和の道です。(ルカ1:79)③神の道の祝福:神の御子イエス様ご自身がその道であり(ヨハネ14:4~6)道の入り口であられます。(ヨハネ10:9)イエス様は救いの道を備えてくださり(使徒16:17)神様のもとへ行くための方法となられました。(へブル9:8)また罪の試練における脱出の道の約束も与えられています。(Iコリント10:13)④神の道に対する迫害・反対:今回の箇所がそうであるように、神の道はしばしばののしられ拒絶されます。(使徒9:2; 19:23; 22:4; 24:14; IIペテロ2:2)
II. 神の道を歩みましょう →①神の道を求めましょう:神様のお考え(方法)がどのようなものであるか示していただきたい、そしてそれに従いたいという願いをもって神様に求める必要があります。(出エジプト33:13; 詩篇5:8)②神の道の教えを請いましょう:真実であられるお方から真実の道を教えていただきましょう。(マタイ22:16)神の道を求める者に神様は教えてくださいます。(イザヤ30:21; 詩篇25:9; 27:11; 119:9)
III. 間違った道から離れましょう →①世/罪人のやり方から離れましょう:神の道から逸脱し、罪人の道/悪しき道を進んでいる人々からまた方法から距離を置かなければなりません。(創世記6:12; 箴言13:1; 21:2; 詩篇1:1; 119:29, 101; 139:24; 出エジプト32:8)②誤った手本から離れましょう:旧約時代に登場するカイン、バラム、ヤラベアム、アハブといった神様に従わなかった者達の道に決してならってはいけません。(I列王13:33; 15:26; II列王8:18, 28; IIペテロ2:15; ユダ11)③滅びに通じていることを覚えましょう:間違った道はどんなに良さそうに見えても取り返しのつかない死の道であることを忘れてはいけません。(マタイ7:13~14; 箴言7:27; 14:12; エレミヤ21:8)
まとめ:神の道を歩む者とされた恵みを感謝し、その素晴らしさをあらわす者とさせていただきましょう →神様のみことばの中に示されている神の道は明確なのですから、その道を究めましょう。そのためにはみことばの探究と霊的訓練が不可欠です。またこの道をまだ知らない人々に、ことばと行動とをもって指し示す働きをさせていただきましょう。(ヤコブ5:20)