神様の御心の一つはこの地上において神の家族の形成がなされることです。それは結果的に人に祝福と幸福をもたらします。罪によって堕落した人間は残念ながら不幸の道を進み始めてしまいました。しかし憐れみ深い神様の救いのご計画は、イスラエル人に、そして異邦人を含むすべての人々に用意されました。
かつて(私たち)異邦人は割礼を受けていない人々としてユダヤ人から軽蔑される存在でした。救い主であられるキリスト様とは遠い距離にあり、民族的にもイスラエル人(ユダヤ人)のような特権的なものは何もなく、神様からの約束の対象からは外れ、何の希望もなく、神様を知らない者たちでした。(エペソ2:11-12)
しかしイエス・キリスト様が血を流してくださったことにより、私たちの罪の問題は清算され、神様に近づくことがゆるされました。(同2:13) イエス様ご自身が平和そのものであられ、このお方を仲介者として私たち異邦人とユダヤ人との間に平和が実現しました。イエス様の十字架は私たちと神様、そして私たちと他の人々との平和を実現しました。イエス様によって神様と共に居ることができる祝福を今いただいているのです。私たちイエス様による救いをいただいたクリスチャンは教会に組み込まれ、神の家族とされています。(同2:14-22) そこには祝福と共に神様の栄光をあらわすという使命が与えられています。私たちはかつての状態から変えられたことを覚え、神の家族の形成という神様の御心を求めていくべきなのです。