9月9日 イエス様は父なる神に等しい立場を持っておられる方

神様を知ることは、人として義務であると共に特権であります。イエス・キリスト様が神の御子であられること、そして地上に現れてくださったお方であること、またすべてのものを創造され、今なおすべてのものを保持しておられることなどについては、先週聖書からみてきました。今週は、さらに主イエス様について「父なる神に等しい立場を持っておられる方」であることを学びましょう。

神様は不思議ですね「父・子・聖霊」の三つにして一つなるお方です。イエス様は人として地上においでになられたから、人の前では神様よりも低いあるいは、劣っていると人は考えたのですが、実は主イエス様は、「ご自分を父と同等である」ということを主張していらっしゃいます。

イエスは彼らに答えられた。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。ですからわたしも働いているのです。」 (ヨハネ伝5:17)

これを聞いていたユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとするようになった。イエスが安息日を破っておられただけでなく、ご自身を神と等しくして、神を自分の父と呼んでおられたからである。(同5:18)

ユダヤ人の常識から言うと、神は霊なるお方であるから、肉体をもって存在している者が、「わたしは神と同等である」と主張することはもってのほかだ。神を冒涜(ぼうとく)することであり、これは生かしておくことは出来ないと考えました。

だから、イエス様が十字架につけられた人の側の理由は、「わたしは神と同等である」と主張なさったことによってです。もちろん神様の側では人を救うための救い主としてお遣わしになられたのであり、それは神様のご計画の実行でした。

人は人を殺すことは出来ても、健康でずっと生かすことは出来ません。まして死んだ人を生かすことは出来ません。しかし、死んだものを生かすことが出来る、無から有を創り出すことが出来るのが神様です。イエス・キリスト様は「わたしはよみがえりであり、命である」と語られました。

そして、ヨハネ伝5:21を見ますと、

父が死人を生かし、いのちをお与えになるように、子もまた、与えたいと思う者にいのちを与えます。」と主イエス様は語られました。イエス様は地上におられたとき死んだ人を生き返らせてくださいました。よく知られているのは死んで四日経ったラザロという人を生き返らせてくださったことです。これは肉体を持って人に現れておられるイエス様が「わたしは父と同等である」とそこで身をもって示してくださいました。私たちの罪を赦すために十字架で死んでくださって、復活なさった、そして三日目に生き返ってくださった主イエス様ご自分が「我はよみがえりなり」と宣言なさったとおりに復活されました。イエス様は死人を生かし、またご自分も復活なさり、父と等しい者、命の源、本源なるお方であることをお示しになりました。

 さらに、ヨハネ伝5:23を見ますと、

「それは、すべての者が、父を敬うように子を敬うためです。子を敬わない者は、子を遣わした父をも敬いません。」と主イエス様は語られました。すべての人が、すべてをお創りくださった創造者である神様を敬う、礼拝する、ほめたたえ続けるのです。私たちが毎週日曜日に教会に集まるその主目的は、礼拝すなわち神様をほめたたえる、賛美するためです。ですから、神様から恵みをいただくために共に集まるのが第一ではないのです。それは結果としていただきます。第一は神様にささげると言うことです。神様の事を聞き、いただいていることのお礼であり、賛美、感謝です。私たちはすべてささげても足りません。

ですから、ローマ人への手紙12:1でそういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。 とパウロが書いているようにさせていただこうではありませんか。父なる神様と神の子主イエス様とは、共に等しく礼拝をお受けになるにふさわしいお方なのですから。

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