8月18日 招きに応じた集団

イエス・キリスト様を唯一の救い主として信じた者たちによって教会が形成されています。この集団は強制的に集められたものではなく、招きに応じて自主的に集まることを選んだ者たちです。教会には宇宙(世界)規模のものと各地域(地方)に存在するものとがあります。パウロは教会を「神のイスラエル」と表現しています。(ガラテヤ6:16) イスラエルは教会の模型(原型)です。そしてイスラエルは地的民である一方で、教会は天的民であると言えます。現在、教会を構成する一人ひとりは「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民」なのです。(Iペテロ2:9) やがて実際に神様によってこの世から呼び出され、召され、救い出されるのです。(ピリピ3:14; Iテサロニケ1:9)

教会を構成する一人ひとりは「選ばれた者」でもあります。(ローマ11:7) それは選びに応じたことをも意味しています。一人の人がイエス様を信じ従ったことにより教会に加えられていったのです。選ばれた祝福の一方で、ぺテロは「あなたがたの召されたことと選ばれたこととを確かなものとしなさい」(IIペテロ1:10) 励ましています。召され選ばれた目的のために励み、イエス様に栄光を帰すべきなのです。

教会をギリシャ語ではエクレシア(集会)と呼びます。当時のギリシャのエクレシア(集会)の条件は市民権の保持・自由人の身分・道徳的であることの3点であったようです。これは聖書的教会の入会条件にも通じるものです。聖書には先ず①天の市民権を持っていることが挙げられます。肉体を取られ、死なれ、復活され、再びおいでになるイエス様を信じた者は罪のゆるしと永遠のいのちを授かり、天に国籍を持っているのです。次に②自由であるということです。イエス様を信じた者としてイエス様に従い奉仕する自由を与えられています。もはや律法等のどれいではなく、愛によって活動する者なのです。最後に③正しい者であるということです。イエス様を救い主として信じた者は罪の問題が解決し、神様の前に正しい者として認められています。つまり、神様との関係が正常であるということなのです。

教会においても(其処が人間の集団であるという性質から)問題が起こることは避けられません。パウロは教会には自浄能力が与えられていることを述べています。(Iコリント6:3) 神様による招きに応じた集団であり、主をかしらとする群れであることを覚えつつ教会形成が成されていかなければなりません。

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