3月2日 主が流された血の効力

旧約においては動物の血が流され捧げられることによって罪の贖いがなされ、神様と人との正常な関わりを保っていました(ヘブル9:22)。神様の前に罪があるとき、赦されるためには犠牲を伴わなければなりません。動物が身代わりになってくれたことは、神様との交わりを持つために必要不可欠であり、またありがたいことでした。

新約において、神の子羊であられる主イエス・キリスト様が十字架の死によって、神様と人との間の仲立ちとなってくださいました。ひとたび「血を流す」ことによってすべての人に有効となりました。尊い主の血によって神様と正常な関わりを持つことができるようになりました。流された尊い血はどのような効力があるかを学びましょう。

①贖いの値
主イエス・キリスト様はご自身の血をもって教会を買い取ってくださいました(使徒20:28)
御子が十字架で血を流して買い取ってくださったのが教会です。教会は主を信じるクリスチャンの群れを指しますが、個人的に信じるクリスチャンを買い取られたのと同時に、教会(群れ)として買い取ってくださいました。所有権は神様にあるのです。所有権が神様にあるということは、また護りの中にあると言うことができます。永遠に罰せられることがなく、安全で祝福された中で歩むことができます。
銀や金のように朽ちていくもので贖われたのではなく、傷もなく汚れもない尊い血で贖われました(Ⅰペテロ1:18-19)。
罪深い者が赦され、神の子とされるという神様の豊かな恵みをどれほど覚えているでしょうか、今一度省みる必要があります(エペソ1:7)。
世の中で色々な災いがあるのは罪の結果であることは確かです。しかし被害を受けている人達に対して裁くべきではなく、同情の心を持つべきで、時に助けることも必要です。裁く権利をお持ちであるのは神様だけです。

②罪の赦し
御子の血によって贖われ、罪の赦しを受けることができました(エペソ1:7、コロサイ1:14)。
「御子の血によって」が重要です。もし、主イエス様が地上に来られて、血を流されることなく天にお帰りになったならば、罪の赦しの効力はあり得ませんでした。

③不義を義とする
主イエス様が流された血によって義と認められました(ローマ5:9)
それはいつでしょうか。弱かったとき(ローマ5:6)、また罪人であったとき(ローマ5:8)です。世の中では弱い者は捨てられます。しかし、神様の前では弱い者と認める者が祝福を受けます。クリスチャンは自分が弱い者、足りない者と認めることによってへりくだり、罪を赦され義とされていることを感謝することができます。
また信仰によって義とされるのであって律法の行いによるのではありません(ローマ3:28; 5:1)。
主イエス様が血を流され復活によって義が証明されました。信仰によって受け入れることによって救いが成立します。

毎日の生活の中で、主の尊い血によって贖われ、罪の赦しをいただき、義とされていることを覚えましょう。そしてその尊さと効力を喜び、感謝しつつ進んでいきましょう。

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