第35回 ひつじのひろば
『キリストは、神の御姿であられる方なのに、
神のあり方を捨てることができないとは考えないで、
ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。』
ピリピ2:6-7
2月17日、山には薄っすらと雪が積もる寒い朝、今月の「ひつじのひろば」が開催されました。今回も、ほぼ毎回集って下さっているレギュラーメンバーの親子、計5組の親子(子ども7名、大人3名、スタッフ4名)が参加しました。
歓迎の歌からスタートし、「あの空はどうして」という賛美や、「おおきなたいこ」という手遊び歌や、「♪Rock, scissors, paper」という英語の歌を歌いました。読み聞かせの時間には、1つは手作り大型用紙で「コートのお話」、もう1つは大型絵本で「たろうくんの じどうしゃ」を読みました。その後、ママへのみことばタイム、続いておやつタイム、自由遊びタイムになり、子供達を遊ばせながら、ママ達同士の自由トークタイムとなりました。そして、サークル後にはお弁当を持参した親子たちでランチタイムをしてから解散となりました。
御言葉タイムでは、ピリピ2:6-7の御言葉から『先日はバレンタインでしたね。皆さんはご主人に何か特別な形で感謝や愛を表しましたか?家事・育児で目まぐるしい毎日ですから、手作りチョコを作るのも難しいですね。でも、手作りチョコ以上にご主人をまた家族を喜ばせるポイントを今日は聖書の言葉から皆さんと一緒に知ろうと思います。
ここに来ておられるママ達は今、専業主婦という立場で、奥さんとしてママとして日々奮闘されているお一人おひとりだと思います。人によって専業主婦としてどう過ごすかは様々ですが、基本は家族のために毎日一生懸命、愛を込めてご飯を作り、掃除・洗濯その他の家事や育児をしていますね。ここにいるママ達も、毎日本当によく頑張っておられると思います。でも、専業主婦をしていても人から誉められたり、認められたりする事はあまりありませんし、お給料もありません。「仕事」という漢字を見ても分かるように、私達は皆、何かを誰かのためにする時は、「仕える」「事」をしているんですね。ご主人なら、その会社に仕えていますし、私達専業主婦とはまさに家族に「仕える」のが仕事なんですね。これは素晴らしい仕事です。
しかし、本来人間は自分中心の罪の性質がありますから、「仕える」ことは簡単なことではありませんし、他の人に仕えるだけでは疲れてしまいます。実際に私たちは仕える事より、仕えられる事の方を好みませんか?誰かに作ってもらった料理を毎日食べられるのなら、嬉しいと思いませんか?
でも、私達以上に難しい事を喜んでして下さったお方がおられます。イエス様です。イエス様は神様であるのに、私達を救う為に、人間のかたちをとって地上に来てくださいました。神様なのに人として、罪ある人間の中で歩まれました。そして人間を愛し、人間に仕える者となり、十字架にかかって死んで下さいました。それは私を救う為でした。ここにおられるママ達や子供達を救う為でした。神であるご自分を無にしなければ、できない事でした。
毎日、色々なことがありますね。頑張ってもなかなか報われない悲しさ寂しさに襲われる時もあるかもしれません。でも私たちはイエス様に愛されている一人ひとりです。神様に愛されている事を知り、感謝し、また神様に心から頼る時に、喜んで家族に仕える「ママ」になることができるんですね。私も、そういうママでいられるように日々神様に頼ってまた今日も歩んで行きたいと思っています。』とお話しました。