第56回 ひつじのひろば 報告

「恐れないで、ただ信じていなさい。」
(マルコ5:36)

先月は、雪の影響の為にお休みとなってしまいしましたが、今月は天候も護られて、今年最初の「ひつじのひろば」が開催されました。風邪を引いてしまったり、都合が合わずに参加できない親子もいましたが、計3組の親子(子ども7名、大人1名、スタッフ4名)が集まることができました。
歓迎の歌からスタートし、「あの空はどうして」という賛美を歌った後にお祈りをしてから、手遊び歌で「ぐーちょきぱー」の替え歌バージョンで「中華まんのうた」「ラーメンのうた」を歌い、美味しく(?)楽しく手遊びしました。読み聞かせの時間には、大型絵本で「おいしくたべよう」「どうぶつしんちょうそくてい」の2冊を読み聞かせしました。その後、ママへのみことばタイム、おやつタイム、そしてその後は自由遊びタイムになり、子供達が元気に遊ぶ様子を見ながら、ママ達は色々な話に花を咲かせ、それぞれ楽しい時間を過ごしました。その後、みんなでお弁当を食べて解散しました。
みことばタイムでは、マルコ5:36の御言葉から『ある日の夕食後、夫婦で夜中に聞こえた、ある物音について話していました。多分、誰かが夜中に何かに驚いてあげた悲鳴のような声だったのですが、最近は色々な事件が起こっているので、「自分たちの身近でもそんなことが起こったら怖いね…」と夫婦の間でするふとした会話のつもりだったのですが、我が家の長女はその話をじっと聞いていたようで、顔が青ざめてすごく怖がって、泣き出してしまったのです。娘は普段から大人の話をよ~く聞いているタイプで、しかも怖がり屋だということを忘れて話してしまっていました。「大丈夫だよ。もし事件だったら警察が来てるはずだし、ニュースにもなってないんだから!」となだめてみたものの、娘の恐れを取り除くことはできず、寝る前には私の布団の所にきて「今日は一緒に寝たい…」と泣き始めました。本当にすまないことをしたな…大人の会話には気を付けなければ…と反省しつつも、彼女をどう安心させて寝かせれば良いのか考えていました。「大丈夫だよ。神様はどんな時にも共におられるし、神様にお祈りして寝ようよ。」と誘いましたが、彼女の心はまだ不安や恐れで包まれているようでした。
寝る前のトイレに行くのも怖かったようで、今晩は特別に妹に付き合ってもらうように勧めました。二人でトイレに行ったのですが、トイレから帰ってくると二人とも笑顔です。
「どうしたの?何があったの?」と聞くと、その理由を嬉しそうに話してくれました。
トイレに行くと、不安そうな顔をしているお姉ちゃんの顔を見た妹は、一生懸命お姉ちゃんを励ます方法を考えました。そして、トイレにある物を見まわしているとお姉ちゃんを励ますことができるある物を見つけました。それは、子育てサークルのクリスマスで子供たちのプレゼントの中に入っていた『せいしょものがたりカレンダー』の1―2月の御言葉でした。『おそれないで、ただしんじていなさい。』(マルコ5:36)妹はそれを指さして、お姉ちゃんに言いました。「あれを見たら?!」その御言葉をみた長女は、神様の御言葉に励まされて、恐れを取り除いて頂き、喜びを持ってトイレから出てきたのです。それはまさに娘の心に神様の言葉が生きて働いた瞬間だったのです。
私たちの人生には、多くの困難や不安や恐れが襲ってきます。そんな時に、神様は恐れを捨てて、ただ神様だけを見上げ、神様に信頼を置くように励まして下さるお方です。娘の不安を私の言葉で取り除くことは出来ませんでしたが、神様の言葉が取り除いて下さった事は、私にとっても大きな喜びでした。神様の言葉は小さな娘の心にも大きく働いて、その不安を取り除いて下さったのですから。聖書の言葉は私たちの日常の中でも、また人生の色々な場面でも実際に人を励まし、助け、慰め、力を与え、何よりも人生を、それよりも大きな永遠までも変えることができる力を持っています 。なぜなら、真の神様は今日も生きて働いておられるからです。皆さんにも、神様の言葉が生きて働くことを知り信じることができますように。』とお話しました。

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