私が初めてこの教会に足を運んだのは、今から約10年前の事となります。高校時代からの友人であるM君からクリスマスの集会に声をかけてもらった事がきっかけです。「変な宗教に入らされるのでは?」という不安も正直ありました。しかし、いざ、教会に行ってみると、教会のみなさんがとても暖かく私を迎えてくださり、これまで抱えていた不安は一掃されました。その集まりの中で今でも印象に残っているのはケーキがとてもおいしかった事と、教会のみなさんがとても暖かく接してくださった事です。その後も、M君から特別の集まりに声をかけてもらい、バーベキューや餃子やハンバーガ-などいろいろとおいしい食べ物をご馳走になりました。ですが、肝心の聖書のお話しだけは全く入ってきませんでした。
そんな私が聖書を読んでみたいと興味をもてたのは、自分の人生に全く希望を持つことが出来なかったからです。中学生の頃から何故か私には好奇心というものが全くなく、○○の高校や大学に行ってこんな勉強をしてみたい。○○の会社に勤めて、こんな仕事を頑張ってみたい。といった夢や希望というものが全くなく、親が言うから仕方なく言われた高校に行き、先生が言うから仕方なく言われた会社に勤め、と他人任せで無気力な人生を送っていました。
そのように無気力で惰性的な人生を送ってきた私はよく、「自分は何のために生きているのだろう。自分はどこに進んで行ったらよいのだろう」と考えるようになりました。周りの人と自分とを比較し、あの人は幸せそう、あの子は楽しそう、でも、自分だけ全然おもしろくない。年齢を重ねていく中で、「こんなつまらない人生で自分は終わってしまうのか?」という不安とあせりが次第に出て来ました。自分もみんなから認められるような楽しい人生を送りたい、と当時人気があったDJなどさまざまな事にチャレンジをしましたが、何をやってもうまくいかず、なんの才能もとりえもない不甲斐ない自分に腹を立て、「どうせ自分は何をやってもダメな人間なんだ」と、どんどん投げやりになり、ダメな自分にいつもイライラしていました。その時は本当にしんどかったです。
そのような時、M君が人生の本当の目的について教えてくれました。「人は神様によって造られ、命が与えられ、食べる物や、飲む物、私たちが生きるために必要なもの全てを与えてくださっているから、今こうして生きられているんだよ。その神様に感謝して、神様の為に、神様に喜ばれる歩みをするために、今日という日が与えられているんだよ」と教えてもらいました。それは私にとって最も衝撃を受けた一言でした。そこから私の人生は大きく変わっていきました。
M君に聖書の購入を頼み、分からない所はいろいろと教えてもらいました。そして、日曜日の集まりにも声をかけてもらい、毎週、教会に足を運ぶようになり、そこから真剣に聖書のお話を聞くようになりました。
そのお話の中で神様を無視し、自分勝手に生きている人は、神様の前に罪があり、罪があるままで死んだ人は、地獄で永遠に苦しむ事となると知りました。これまでの人生を振り返って、神様に一度でも感謝をした事もなければ、うそをついたり、人を傷つけたり、数えきれない程、神様の前に悪い事をしてきた私は本当に罪深い人間だ、とすぐに納得できました。
そのような私の罪の問題を解決するために、イエス様が私の身代わりとなって十字架上で罰を受けてくださり、イエス様を信じるなら全ての罪が赦され、地獄ではなく天国に行く事が出来ると聞いた時は、とてもうれしかったです。
イエス様を信じた今は活気と充実感に満ち、神様の為に歩む人生が楽しくて仕方ありません。そして同じ神様を信じる素晴らしい仲間と今日も共に神様を褒め称え、共にお祈りが出来るのでとても感謝です。毎週、教会に行くのがとても楽しみです。
もし、M君から神様の事を聞いていなければ、今頃自分はどうなっていたのだろう?それを思うと本当にゾッとします。神様の事を教えてくれたM君には心から感謝しています。そして、そのように導いてくださった神様に心から感謝しています。
何のとりえもない私にいつも力を与えてくださり、最善へと導いてくださる神様の事を知る事が出来、また、今日も私を生かし、救ってくださった神様、イエス様の為に生きるという人生の本当の目的も知る事も出来、同じ神様を信じる素晴らしい仲間に出会えた今はとても幸せです。
今で十分幸せですが、一つだけ神様に解決して頂きたい大きな問題があります。それは、わたしの家族のみんながまだイエス様を信じていないという事です。わたしは家族のみんなと一緒に天国に行く事を強く望んでいます。そして、今日この教会に自分が大切にしている人を案内した方達もきっと同じ気持ちでいると思います。たとえ煙たがられたとしてもチャンスのある限り、諦めず救い主イエス様の事を語っていきたいです。そして、一人でも多くの方がイエス様を信じる事ができるようにこれからもみなさんと一緒に祈っていきたいです。