恵みの回顧

例年よりも早い梅雨入りとなり、長雨を心配していましたが、先週は真夏のような暑さが到来し、梅雨の中休みとなりました。約1ヶ月後ぐらいには、きっと梅雨明けし本格的な暑さがやってきますから、その暑さに徐々に慣れる為に必要な暑さだったのかも知れません。今年の夏は、オリンピックも日本で開催されるようですし、コロナのこと等、様々な心配要因はありますが、全てをご支配下さっている唯一の真の主なる神様を知り、信頼出来る事によって平安を頂けますから感謝です。

私たちの教会の最年少の子について、ちょっと考えた事がありました。この子の成長を、教会の兄姉がいつも微笑ましく見つめています。小さな子供が教会にいると、教会の雰囲気を明るくしますね。実は、この子が誕生して数ヶ月後に、全世界にコロナが蔓延し始めました。ですから、これまで教会で赤ちゃんの頃から成長してきた、他の子供たちとは違って、教会で兄姉がお昼を一緒に食べたり、午後に過ごした交わりの中に入って共に過ごす経験を、この子は出来なくなってしまいました。子供の成長は、その子が離乳食を食べたり、ハイハイを始めたり、歩くようになったり、色々な場面で確認できますが、その成長を見るチャンスがコロナの影響で格段に減ってしまいました。しかし、神様はこの子の成長をいつも護り、導かれているな…と感じた出来事が、今日ありました。

リトルクラスでは聖書の書巻名を昨年より覚えてきて、今年度からは「モーセ五書…創世記、出エジプト記…」というようにグループ名とセットで覚えています。視覚でも覚える為に、マグネットボードを使ってマグネットを貼りながらも行っていますが、この子はこのマグネットボードの作業が大好きなんです。このマグネットボードの時間になると、積極的にマグネットを貼りにやってきます。もちろん、まだグループ名や書巻名を覚えてはいませんが、きっとお家でお母さんやきょうだいと一緒に覚える時間があり、その音をちゃんと耳でキャッチしていたのでしょう。今日は、「詩書…詩篇、箴言」とみんなで一緒に声を合わせて一緒に言ったのですが、最後の「雅歌」と言った時、その子も「がか!」と言ったのです。長い暗唱聖句が言えるようになった訳ではありませんが、この出来事でその子がクラスの立派な一員となっている事を感じ、その子の成長と共にとても嬉しく感じました。

私達クリスチャンの成長も、主は様々な小さな出来事の中にも、きっと優しい愛の眼差しで見て下さっているのでは…と思います。そして、誰よりも私達の信仰の成長を、忍耐を持って待ち望んで下さっていると思うのです。一人一人が、主にお会いする日まで、成長し続けるクリスチャンとなれますように…。

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