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男女の結婚、雇用関係を結ぶ就職、国同士の条約締結などは、いずれも“結ばれる”ものです。これらの結合は相互に益をもたらすとともに責任を負わせられます。人が救われる時に起こるイエス様との結合は、神様が用意される豊かな祝福を保証します。今回もイエス様との結合がどのようなものであるかを学びましょう。
完全な結合:教会とは、イエス様をかしらとしてつながっているクリスチャンの集合です。(Iコリント12:27)この学びで特に注目すべきことは、一人一人のクリスチャン、各々がイエス様と個人的に結び合わされているということも事実であるということです。結合関係にある、からだである教会で起こっていることはかしらであるイエス様においても起こっているのです。イエス様はからだ(そしてからだの部分を形成する各クリスチャン)を顧みておられ、一人のクリスチャンが苦しむのであればその苦しみを共有しておられるのです。
イエス様は、クリスチャンをご自分のからだのように大切にしておられます。同時にクリスチャンを養い、育て、きよめ、訓練しておられるのです。(エペソ5:25,29-30)クリスチャンは共通のいのちでイエス様と結ばれており、からだ(そしてその中の一人のクリスチャン)への影響は、イエス様への影響となるのです。(Iコリ6:15)
不思議な結合:「奥義」とは過去(旧約時代)において隠されていて、新約時代において明らかにされた神様のご計画です。(エペソ5:32)そのご計画とは、諸国(世界中)の人々が、神の御子のからだとなり花嫁となることです。結婚は、イエス様と教会の結合の壮大で美しい奥義を映し出すものであり、イエス様と教会の関係を前もって示すものです。
(日本人を含め)異邦人が救われることは旧約において隠された真理ではありませんでしたが、イエス様のからだの一員になることはそれまで知られていなかった真理です。(コロサイ1:27; エペソ3:6)
イエス様がクリスチャンの中に住んでおられるというのは、すでに天国にいるかのごとく、クリスチャンが天国に入ることを確かなこととしているということです。クリスチャンの内に住まわれるイエス様の御霊の存在が、将来において栄光に与ることの保証です。
分離不可の結合:イエス様との結合は永遠不変のものです。(ヨハネ10:28; ローマ8:35-39)
結合の結果:すでに見た「分離不可の結合」は永遠の安全を保証するものです。イエス様を信じた人は(義であられるイエス様のゆえに)義と認められています。(ローマ8:1)クリスチャンは、神様の前に豊かな実を結ぶ(神様がお喜びになる)生き方ができる人です。(ヨハネ15:1-2,5; ガラテヤ5:22-23; ローマ6:22; 7:4; エペソ5:9)イエス様のちから(いのち)によって歩み、与えられる賜物によって奉仕をするのです。(Iコリント12:4-30)クリスチャンの歩みには、イエス様のために苦しみを経験することも含まれます。
まとめ:キリスト様と結び合わされている事実を覚えよう
イエス様との結合は目で確認できるものではありません。それゆえ、まず信仰によってその事実を受け入れる必要があります。そしてこの結合の素晴らしさ(そこに含まれること)を知ることを追求していく必要があります。(エペソ1:18)イエス様と結び合わされ、イエス様にあって他のクリスチャンと結び合わせられている者として相応しく歩むとはどのようなことかを学び実践していく姿勢も必要です。神様との豊かな交わりの中で、イエス様のお考えを知り、イエス様と結ばれていることの祝福を味わうのです。聖書のみことばを読み学ぶことによって、また祈りを通して神様に語りかけることによって、クリスチャンは常に、イエス様と結び合わせられた者であること(その幸い)を確認しながら歩んでいくのです。