神との平和(ローマ5:1)

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パウロは4章までで、“信仰による義認”をメインの教えとして、話を展開してきました。神様の義が示されましたが、これがユダヤ人と異邦人の相違を一掃したのです。そして、どちらも罪のちからの下にあり、どちらも信仰によってのみ義と認められることが明らかとなったのです。

パウロが闘わなければならない一つの考え方がありました。それは、クリスチャンは信仰によって救いを受け取るのであるが、“その後はそれぞれの善い行いによってその信仰を保っていく”必要があるというものです。

パウロの主張は次のようなものです。クリスチャンはイエス様と永遠につながれており、その結びつきは(人の骨折りによってではなく)イエス様のちからによって保たれていると。(エペソ1:19)
イエス様にある永遠の結びつきの証拠(言い換えれば義認の祝福)は以下のようなものです。①神との平和、 ②恵みにおける立場(2節前半)、 ③栄光の望み(2節後半~5節前半)、 ④神の愛を受け取ること(5節後半~8節)、 ⑤神の怒りからの確かな救い(9~10節)、 ⑥主にある喜び(11節)です。

今回は最初の、神との平和について考えていきます。なぜ人は恐れるのでしょうか。ある人は、“それは何かが足りなくなることへの不安が存在しているからだ”と説明します。人は他者からの良い評価を失うことを恐れるがゆえに、失敗を恐れる。他者とのつながりを失うことを恐れるがゆえに、人間関係が壊れるのを恐れる。安心・安全を失うことを恐れるがゆえに、将来について恐れる。これらは、出来事そのものよりも、結果的に自分の内側に欠乏が生まれることを恐れているということです。
聖書的な答えをしますと、人は神様との関係において既に欠乏を抱えているということです。神様にしか埋められない“穴”があるため、人は恐れながら生きているのです。

もし神様との平和がないなら、人はどのような状態にあるということでしょうか。それは、いつ神様によって滅ぼされてもおかしくない状態にあるということです。(9~10節; 1:18; 8:7)それは、神様に造られた人間にとって最悪のことです。神様を敵に回して幸福はありません。(イザヤ48:22; 57:20~21; ローマ3:17)神様との平和を妨げている要因は、すべて人間の側にあります。人は、神様の前に罪を持ち、罪に支配された生き方をしているのです。

*神との平和:信仰による義認に基づく
義認は一度の法的宣言であり、完了した現実であり、継続的結果をもたらすことをはっきりと示しています。(3:28; ガラテヤ2:16)

*神との平和:イエス・キリスト様による
この平和は究極の仲介者であられるイエス様によってのみ実現するものです。この章では“イエス様によって”という表現が繰り返されていることに注目すべきです。(2,8,9,10,11,17,18,19,21節)(6章では、“とともに”、“あって”が繰り返される 4,5,6,8,11,23節)私たちの信仰は、イエス様のご存在がすべてであることを輝かせるものであるべきです。私たちは、自分が何者かであるようにふるまう必要はありません。私たちはイエス様の栄光のために存在していることを覚えましょう。

*神との平和:継続している
神との平和は、クリスチャンが受け取った救いの現実を説明しています。
(使徒10:36)これは、内面の感覚(平安)というよりも、神様との関係における状態(継続的現実)を強調しています。これはイエス様を通して与えられた、客観的現実です。神様は全人類に対して宣戦布告をされています。それは人の側の、神様と神様の律法に対する罪深い反抗ゆえです。その現実が義認によって変えられました。信じる者に与えられる義認の偉大な結果として最初に挙げられているのは、罪人と神様との戦闘状態が永遠に終結したことです。

まとめ:義と認められたクリスチャンは神との平和を持っている
私たちが手にしている神様との平和実現のためには、神様の側の多大な犠牲が払われていることを覚えたいと思います。(10~11節)私たちはもはや神様の敵ではなく、好意の対象なのです。単に敵対関係にないということではなく、親しい交流の間柄となっているということです。人間関係において、争い・対立は絶えることがありません。しかし、各自が神様との和解を経験する時に(神様の権威の下に身を置く時に)あらゆる人間関係において、主にある平和が可能となるのです。
(IIコリント5:18-20; コロサイ1:20; エペソ2:14; ヘブル10:19)

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