みことばの実践

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今年から、教会としての年間聖句、年間目標を掲げることにしました。イエス様のからだである教会が心を一つにし、同じ目標に向かって前進し、個々においても教会の群れとしても成長できるならば幸いです。
今回は、今年の年間目標である「みことばを実践する」について学びましょう。(ヤコブ1:22~25)

I. みことばを実践する命令(22節前半)
ヤコブは数々の命令の後で、この命令を与えています。(vv.2,4,5,6,7,9,10,13,16,19,21)
みことばの実践は、おススメでも提案でもありません。「しない」という選択肢は与えられておりません。
この命令が与えられていることは、これが、自然ではできない、しないことであることを示しています。もともと私たちは、みことば(律法)を実践できないものでした。しかしイエス様を信じて霊的に生かされ、できる立場を与えられたのです。私たちは、「救われるため」にではなく、「救われたから」この命令を実践するのです。

II. みことばを実践しない悲劇(22節後半~24節)
みことばを聞いた後にどうしているかは重要です。ある人は、「自分には関係ない」と思っているかもしれません。ある人は、「それはできない」と拒絶するかもしれません。またある人は、「どのように実践したらいいかわからない」と言うかもしれません。
「自分を欺いて」いる人は、自分自身の問題を認識していながら、正しい応答をしない、その問題と向き合おうとしていないのです。みことばの実践を拒否しているのです。
聖書のことばは私たちの「生まれつき」の醜い姿を突き付けます。罪深い私たちは、自分の姿を見せられても、それに慣れてしまったり、見て見ぬふりをするものです。しかし、問題を取り扱わなければ、見なかったのと同じです。顔の汚れは鏡の前にいるときに対処しなければなりません。そうでなければ、自分の姿を(問題を)「すぐに忘れて」しまいます。みことばから教えられても、聖書を閉じたら(礼拝が終わって帰って日常が始まってしまったら)忘れてしまい、その問題は継続していくのです。そうであるなら、クリスチャンとして、一向に改善しない、変えられない、成長しないということになります。

III. みことばを実践する祝福(25節)
みことばを[一心に見つめ]る人は、新しく生まれさせていただいた人として、新しい生き方をする人です。一心に見つめる人は、次の行動へとつなげていく人です。聖書から教えられたことを受け止め、黙想し、熟考するのです。自分自身をしっかり「眺め」るとともに、神様のことばもしっかりと「見つめ」るのです。そうすることにより、改めるべきところがはっきりとしてきます。
みことばを実践する人は、みことばから[離れない人]でもあります。指摘されること、教えられること、チャレンジされることから逃げないのです。このような人は、みことばを忘れることなく、学んだことを具体化する人です。みことばを行うことについて命令がされていますが、この節では、「なります」と肯定的に書かれています。それはイエス様の福音を信じたクリスチャンが、聖霊なる神様の助けによって、内面から変えられ、みことばを実践するものとされるからです。
神様は、みことばを実践する人を、その行いにおいて祝福してくださいます。この意味において、クリスチャンは「実践」という結果がすべてです。

まとめ: みことばを実践し、祝福をいただきましょう。
神様は、私たちクリスチャンが、単なる聖書の専門家になることをお求めにはなっておられません。神様は、私たちが神様のことばを聞き、受け入れ、実行する人となること、つまり信仰者として実を結ぶ人となることを求めておられます。
みことば知ることは重要ですが、それだけでは十分ではありません。知っているみことばが日々の歩みに当てはめられていなければならないのです。私たちの(様々な)人間関係において、学んだみことばが、その接し方、語り方、対応の仕方に映しだされていなければならないのです。問題を抱え、苦境に立たされる場面で、みことばの真実があなたの態度にあらわされていなければならないのです。
みことばを与えてくださる神様は、それを用いること、それに従うことを喜ばれるお方です。
多くの日本人が、イエス様を信じない理由は何でしょうか。その一つは、私たちクリスチャンがみことばによって(よい意味で)変えられていないからではないでしょうか。私たちの口にすること、態度、反応が世の中の人と同じようであるとするなら、人々はどうして私たちが「本当に天の御国の希望をもっている人々だ」と考えることができるでしょうか。
みことばを聞いて、(信じ受け入れて)、実践し、祝福を経験する1年とさせていただきましょう。

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