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神様は永遠の存在であられます。永遠の存在とは、神様が過去においても未来においても終わることなく（限りなく）存在しておられるということです。聖書は、神様の永遠性について証明しようとはしません。創世記1:1で、時が記録されるはじめに、すでに神様がおられたことを前提としているのです。神様は私たちが認識するところの「時間の外」におられるので、すべての瞬間を「現在」としてご覧になっておられるのです。神様の永遠性には、自存性、先在性、不変性が関係しているということができます。これらのことを念頭に神様が永遠のご存在であられることを学びましょう。
I. 神はご自身で存在しておられる（自存性）
自存性とは、その存在の根拠を自身の中にもっているということです。神様はご自身以外の何ものにも依存せずに存在されているということです。神様は（人間とは違い）ご自分の存在の「原因」をもってはおられないのです。それゆえ、人の手を必要とはしておられません。（使徒17:24-25; ヘブル2:10）
神様は「わたしはある」というお名前をもっておられます。このお名前は神の永遠性と自存性をあらわすものです。このお方は（私たちが認識する）過去において「ある」であられ、未来においても「ある」であられます。（出エジプト3:14）御子イエス様はこのお名前をご自分に適用されました。（ヨハネ8:24, 58） イエス様は旧約聖書の主、その方ご自身であられると主張されたのです。
II. 神は時間が創造される前から存在しておられる（先在性）
神様は、人が歴史を刻み始める前、つまり時間が存在する前からおられます。（詩篇90:2） 聖書は、御子イエス様の先在の事実を繰り返し述べています。（ヨハネ17:5, 24; Iコリント2:7; エペソ1:4） それはこのお方が時間を超越されるお方であり、永遠のご存在であることを示しています。
III. 神は変わることなく存在しておられる（不変性）
神様は絶対的に完全なお方ですから、より良い方へも、またより悪い方へも変わることはありません。神様には衰えることもなければ成長もありません。そしてその必要もないのです。（ヤコブ1:17; マラキ3:6） 神様の不変には、その力、計画と目的、約束、愛と憐れみ、そして正しさが含まれます。（詩篇102:26-27; ヘブル1:10-12; 13:8; Iテモテ6:16）
IV. 神は絶対的支配者として存在しておられる
神様は人の歴史の始まりも終わりも支配しておられます。（黙示録1:17-18）このお方の王座は永遠に揺るぐことがなく存在し続けます。（詩篇10:16; 93:2; 102:12）パウロはこのお方の素晴らしさを見上げほめたたえています。（Iテモテ1:17）
まとめ： 永遠の神のみが、人の永遠の幸いを実現する
パウロは、神様が創造されたものによって、神様の永遠の力を知ることができると述べています。（ローマ1:20） このお方は永遠の岩であられ（イザヤ26:4）、永遠の住まいに住んでおられます。（イザヤ57:15） このお方を私たちは賛美し、このお方に栄光を帰すのです。（ユダ25）
私たちの魂は唯一、永遠のものです。肉体は滅びても、魂は存在し続けます。永遠の神様が遣わされた唯一の救い主イエス様を信じた人は、魂の救いを経験した人です。永遠のいのちをいただいた人です。（ヨハネ3:16）
永遠の幸いを約束され、永遠に想いを馳せることができるのはクリスチャンだけです。永遠の現実を肯定的にとらえることができるのはクリスチャンだけです。限りある目の前のこと、この世の中のことにとらわれるのではなく、永遠の祝福を実現してくださったイエス様、まことの神様に目を向けて歩もうではありませんか。
