2012年4月22日 礼拝メッセージ

今週の礼拝メッセージではマルコ12:35-40から「正しい理解から正しい行動へ」を学びました。生活において何かを正しく行おうとするためには正しい理解が必要となります。同じように人生を正しく歩もうとするならば人生についての正しい理解を必要とします。

イエス様が地上でお過ごしになった時の記事を読むと、律法学者とよばれる律法(聖書)の専門家がよく登場してきます。彼らの多くは聖書をよく知っているはずの人達でしたが、本当のところは聖書を知らない、つまり真実を知らず、それを土台として生きる人達ではありませんでした。

イエス様は彼らの誤りを指摘され、イエス様を正しく理解することで ①正しい自分の位置(身分)を知ること、そして②正しい歩みを実現することを教えて下さいました。イエス様を正しく理解することはイエス様を信ずることを前提とします。「聖書は難しいから信じられない」とおっしゃる方がいますが、そもそも神様のことばである聖書は人間の知恵・理屈によってすべて理解できるというものではありません。「人間以上の偉大な存在であられるお方が語っておられることを受け入れる」という信仰がイエス様を、そして聖書を理解する第一歩です。イエス様が神様であられ、この世界の創造主・絶対的な統治者であられることを受け入れるとき、イエス様を理解し始めるのです。そして私たち人間はこのお方の前にひれ伏すべき存在であり、このお方を信じて従う時に祝福があることを知るのです。イエス様を知る時、イエス様が私たちの生活の基準となり、動機となります。世の中では「周囲の人にどのように評価されるか」を強く意識して生きている人が多いのではないでしょうか。そのため見せかけであったり、時には不正な生き方がをしたりする誘惑に遭います。真の神様、すべてをご覧になっているイエス様を知ったクリスチャンは「このお方に喜んでいただく」という動機のもとに生活をしていくことができます。

人間の社会で生きる上で「イエス様を一番意識して生きること」は難しいものです。しかしクリスチャンはいつも原点であるイエス様、そして聖書のことばに再確認することができます。イエス様を知ることは生き方を知ることです。イエス様が私たちの唯一の神様、救い主であることを常に確認し、イエス様にならって、従って、神様の前に、人の前に誠実に歩む人に変えられていくのです。

 

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