希望ゆえ我らは謳う(I ペテロ 1:3~5)

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人が神様に対して出来る最高のことは賛美です。クリスチャンは聖書の神様をほめたたえます。それには理由があります。神様はすべてのものの源であられます。また神様はすべてにおいて偉大な、そして無限のご性質を有しておられます。これらの素晴らしさは、神様がなさること(みわざ)にあらわされています。クリスチャンは、このお方から(このお方しか与えることができない)希望をいただきました。世間では、愛や希望が雑に、また安っぽく語られる傾向にありますが、クリスチャンは本物の希望を受け取ることができました。クリスチャンの賛美を動機づける希望について学びましょう。

「生ける望み」ゆえに神をほめたたえる(3節)
*神のあわれみゆえの望み:クリスチャンに与えられた救いの源は神様です。これは神様が心を動かしてくださったことにより実現しているのです。
(エペソ2:4; テトス3:5)
*イエス様の復活ゆえの望み:神様のあわれみは行動にあらわされました。罪人の身代わりに死なれたイエス様は復活されたのです。イエス様の十字架上での「完了した」との宣言を、神様は復活によって確かにされました。人の罪の赦し(問題解決)のために、イエス様は十分なことをしてくださり、信じたクリスチャンは神様のために生きることができる者とされているのです。
*新生ゆえの望み:あわれみある神様のみわざは罪人の新生を実現しました。新生は「生ける望み」を持つ出発点であり土台となったのです。
新生は、天国へ行くために必要なことであり(ヨハネ3:3)、神様によってのみ可能なことであり(ヨハネ1:13)、神様のことばによって可能なことです。(ヤコブ1:18; Iペテロ1:23)

「生ける望み」は“永遠のいのち”と言い変えることができます。それは、受け取った者の死の向こうに無限の幸福が広がったということです。クリスチャンは永遠的視野を持ち、確信の伴う楽観主義でいられるのです。イエス様の復活によって(それを信じて)新生した人は死者の中からよみがえることの保証を得ました。天に引き上げられ、永遠にイエス様とともにあり、イエス様のようになることへの期待を持っているのです。

永遠の資産相続ゆえに神をほめたたえる(4節)
*これは神が計画されたことであり実現される資産相続:クリスチャンは永遠の資産を受け継ぐ人とされました。(ヘブル9:15)この資産には、いのち、正しさ、喜び、平安、完璧さ、神様の臨在、神様と共に過ごす栄光ある関係、報いなど、神様が計画されている天国的資産が含まれています。これらを一言で要約すれば、神様からの救いということになります。信じたクリスチャンの内に住まわれる聖霊がこの資産が確かであることの保証です。(エペソ1:14)
*これは完璧な資産相続:この資産は、過ぎ去っていくことも、ダメになることもありません。死からの完全な守りがあります。邪悪なものからのよごれが付着することはなく、完全な状態に保たれます。罪からの守りがあります。価値、素晴らしさ、美しさが変化して損失を被ることがありません。時間からの守りがあります。神様からの資産(相続財産)は世の中のあらゆる変化に左右されません。天の“神様の金庫”に保管されているからです。

救いの確かさゆえに神をほめたたえる(5節)
*神の御力による守り:神様の資産相続の対象となったクリスチャンは、神様の究極のちから、全知、全能、そして主権によって保護されています。資産が護られているだけでなく、クリスチャン自身が安全に護られているのです。それゆえ、誰もクリスチャンの宝を奪うことはできませんし、誰も受け取りを無効にすることはできません。
*信仰による守り:信じるとは、救いに選んでくださった神様と聖霊なる神様の働きかけに対する応答です。しかしこのことも、神様のちから(働きかけ)によってできることです。さらに、クリスチャンが信じ続けることができること自体が、神様の護りがあることの証拠です。救いにおいて、神様は信仰を人の中に動かし始めてくださり、保ち続けてくださるのです。救いに至る真の信仰は永遠のものであり、なくなることは決してありません。

まとめ:クリスチャンは尊い救いを実現された神様をほめたたえる
私たちは自分に失望し、他人に失望し、状況に失望しやすい者たちです。しかしイエス様は私たちに希望を与えるお方です。神様からの希望に目を留める時、神様をほめ歌うことができます。イエス様を賛美する時に、私たちは神様に集中することができます。神様がしてくださったことを覚え感謝できます。イエス様にあって喜びと平安と満足を経験できます。イエス様の前にへりくだり、イエス様に信頼することができます。(ローマ9:33)そして神様のみこころが成ることを願うことができます。クリスチャンには神様をほめたたえる十分な理由があるのです。

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