恵みの回顧

今年、何冊かの信仰書を読み進めてきている。今、6冊目。4分の3は読み終えたが、350ページを超える本なので…と言い訳はできないが、読むのにかなりの時間を要している。この本は、ある日本人のクリスチャン女性が英語から日本語へと訳した本。彼女は家族と共に日本への宣教の召しを頂き準備を進めている最中に、癌に冒され半年の癌との闘病の末に天に召された。

彼女が訳した…ということが、この本を読みたい!と思ったきっかけだった。彼女がどんな思いと願いを持って訳したかのかも思い巡らしつつ、かなりゆっくりのペースではあるが読み進めている。

先日読んだ部分に、こんな事が書かれていた。

『御言葉には「今の人生はむだで、後に来る良いものをひたすら待ち続けるしかない」とは記されていません。…聖書的に「待ち望む」とは、「待った後に与えられるものだけに重きを置くのではなく、キリストを待ち望む間にどのような人に変えられるかを大切にすること」…神の目的は、個人の幸せではなく、私たちが神の性質にあずかる者となること』

私たちが今、この地上でのクリスチャンとしての歩みを、どのように捉えるかは、クリスチャン生活が本当に主の御心にかなった素晴らしいものになるか否かがかかっていると教えられた。クリスチャンであっても、この地上での歩みを苦しみ、嘆きながら歩み、後の日に与えられる天国での永遠の幸いだけに希望を持つ…それは、信仰者の歩みとして相応しいものとは言えないのだと、改めて示される。天に目を向けることは、私たち信仰者にとって大切なこと、必要なことであっても、それだけに目を向けるならば「地上で私たちが神様の御心を行う」という目的が果たされないということになってしまう…。

イスラエルの情勢が益々不安定となってきている中で、主の来臨が刻一刻と近づいていることを、私たちクリスチャンは気づいている。キリストを待ち望む今の時に、キリストに似た者と変えられる必要があることを、私自身強く主から迫られているように感じている。神の性質に与かる者へと変えられることに、もっと焦点を当てて、日々歩ませて頂きたいとの思いへ導かれ感謝。

この本を訳されたクリスチャン女性の思いと願いは、きっとこのような思いと願いへと導かれるクリスチャンが起こされることだったと思い、彼女の尊い働きにも心から感謝する。

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