神様の約束について学んできていますが、私たちは神様の約束を学ぶことを通して神様の誠実さ・忠実さを知ることができます。神様の約束はみことばの中で段階的に示されていきます。私たちに必要なことは、みことばを注意深く読むことです。

今回は救い主であられるイエス様について預言の成就に焦点をあわせたいと思います。イエス様のご降誕についての預言は、個人的にはマリヤという一人の処女を通して実現しました。（イザヤ7:14; マタイ1:21～23）イエス様のベツレヘムでの誕生（ミカ5:2; マタイ2:1～6）、エジプトへの逃避（ホセア11:1; マタイ2:13～15）、男の子たちの虐殺（エレミヤ31:15; マタイ2:16～18）、ナザレ人と呼ばれること、そして人々から軽蔑され、究極的には十字架にかけられることが預言され成就しています。（詩篇22:6; 69:9; イザヤ49:7; 53:2～3; マタイ2:19～23）さらに、イエス様がガリラヤで宣教を開始されること（イザヤ9:1～2; マタイ4:12～16）、人々の病を背負い、癒してくださること（イザヤ53:4; マタイ8:14～17 これは十字架における人々の罪の背負いにつながっていきます）、身近な弟子たちがイエス様を置いて逃げて行くこと（ゼカリヤ13:7; マタイ26:31,51～56）、イエス様の着物が分けられ、くじにされること（詩篇22:18; ヨハネ19:23～24）、イエス様が十字架上で渇きを覚えられること（詩篇69:21; ヨハネ19:28）、息をひきとられたイエス様の骨は折られないこと、そして人々は自分たちが突き刺したイエス様を見ることが預言され成就しています。（出エジプト12:46; 民数記9:12; 詩篇34:20; ヨハネ19:33～36）

このように、イエス様が来られたことにより預言が一つ一つ成就されていきました。私たちはイエス様が約束の救い主であられることを知っている者たちとして、これから後のことについてもイエス様に信頼することができる恵みに与っているのです。